「腸は第二の脳」と呼ばれているのを知っていますか？
脳は視覚など五感から入る情報を元に”考えて”いますが、腸は身体の状態を正しく”感じて”います。
例えば、美味しそうなケーキを見て「食べたい」と脳が考え食べたとしても、それが腐っていたら、
腸は自分で危険を感じて、排泄します。身体が疲れていると、特に悪いものを食べていなくても
腸は拝毒する必要があると感じて下痢を起こします。
目の前の食べ物にどんな不自然な化学物質が入っているか、脳は分からなくても、腸は分かって
ストレスを感じる。なるべく不自然なものを遠ざける生活をしよう、というのは、私の好きな
ナチュラルハーモニーの代表 川名秀朗さん（http://naturalharmony.co.jp/trust/sougyou-hiwa/index.html）
に教わった理念です。
…とは言いつつ、外食もジャンクフードも適度に楽しみたい私は、ストイックな食事制限をする気はなく、
自分で料理する時に使う調味料と素材には気をつけている程度でしたが、秋も冬もないバンコクに2015-05-05
引っ越して半年、暑くて食欲が湧かずフルーツばかり食べて過ごしたり、出産したり２回引越ししたり
生活が変化して、食生活が乱れ気味なことは気づいていました。
遂に４月の半ばソンクランの時期にウイルス性胃腸炎にかかり、高熱に加えお腹がタイヘンな事に。
もう腸に固形物は何も残っていないよー!!という状態（失礼）が４日間。
それはそれは苦しかったのですが、回復してから妙に思考がクリア!! 物事の本質が見える!!
その上「こんな出会いが欲しいなぁ…」と願っていた、その通りのご縁に恵まれる幸せも。
ふと..この良いループはもしや腸が綺麗になったおかげ!?…と思い込みも甚だしく、もっと腸と向き合おう! と
心に決めて家族旅行。飛行機で１時間のチェンマイへ。
禁酒禁煙、敷地内のオーガニック農園で採れた作物を３食提供、夜は拝毒の呼吸法と瞑想のレッスン、
朝は謎の体操、やや偏り気味の素敵なリゾートに、５日間篭ってデトックスをしてきました。
目的はここオリジナルのセラピー、チネイザン=
道教の思想（日本では陰陽道）をベースにしていて、内臓（主に胃腸）に働きかけることで
肉体・精神・感情のバランスを良くするもの。それから腸内洗浄。
連日チネイザンを受け、腸が健康的に動きだすのを感じ心も身体も軽くなり、日常の忙しさに
かまけて忘れがちな、夫婦で本当に大切にしていきたいことを再確認できた有意義な時間でした。
そして、旅行中に迎えた3回目の結婚記念日。
彼と一緒にいる事で、私はいつも素直なありのままの自分に戻れる。
彼が隣にいてくれる事に感謝! 大好き! の気持ちが溢れて溢れて緑の中に溶け出して、
その空気にまた自分達が包まれて、自分のことも好きになる、幸せな時間を過ごしました。
私の風邪をもらって以来、ぐずぐずと体調を崩し気味だった６ヶ月の娘は
タオガーデンに宿泊中にみるみる元気になり、食欲も旺盛になってまるで別人に。
自然は人にエネルギーを与えてくれるし、 子供は素直に全身で感じ取るものだなぁと実感しました。
現在チェンマイから帰ってきたばかりの私の口癖は「腸に申し訳ないからそれ食べない」。
小腹が空いたけど目の前にあるクッキーをなんとなくつまむのをやめて、お湯を沸かして残り野菜で
お味噌汁を作る。きっとこのひと手間が、いまの良いループの続きを作ってくれる。はず。
口から入るものだけが、その人のからだを作る。
何を食べるか賢く判断する知恵は常に磨いていたいなぁと思うのです。
初めての家族旅行。楽しかったので彼が動画作ってくれちゃいました（スッピン失礼）
