(画像元:http://www.daichokenfoods.co.jp/knowhow/711/)

海外で出会えた安全な食へのこだわりを持つ人々

ここ1年で、バンコクで安全な食に関する仕事をされている方々に出会えて本当に嬉しいです。

ハーモニーライフの大賀さんhttp://harmonylife.co.th/aboutus.html

カオヤイで無農薬・減農薬の美味しいトマトやさつまいもを生産する伊奈さんhttps://www.facebook.com/jun.ina.7

生産者と消費者を繋げるデリバリーサービスを開始した斎藤さん/石崎さんhttp://www.empag.sg/

妻であり母であり、現在妊婦でもあるわたしにとって、食の安全は常に気になる問題。口に入るものの背景を出来るだけ知りたい。東京で無農薬野菜をデリバリーしていたら「農薬かかってる野菜を毎日食べてたってこの年まで病気もなく元気に生きてる。値段が高い野菜を食べたって何も変わらないわよ」と母に何度か言われました。無駄遣いだと。でも人間は母体から受け継ぐ細胞を元に生きている訳だから、農薬が今ほど浸透する前の米野菜中心食、養殖ではない魚を食べ、毎日牛乳を飲まない祖母から産まれた母と、ハンバーグやステーキなどの洋食が食卓にのぼり、バターたっぷりの洋菓子を日常的に食べる母から産まれたわたしの体質は、全く違うと直感で感じる。

30年前に中国に赴任していた駐妻さんは、買った野菜を食べる前に1日水に漬け置きして農薬を流してから食べたというけれど、いま農薬は外からかけているだけではないので、いくら洗っても皮を厚めに剥いても効果はない。実際に農業に従事していない者にとって、何が本当に安全で、それをどうしたら入手できるのか、自分の力だけで判断するのは困難な構造に。これは世界中の都市生活者が共通して持つ悩みの気が。だから、彼らのような安全な食を届けようとしてくれる仕事をしてくれる方々の存在を本当にありがたく思うし、心から応援したいと思うのです。

農薬たっぷり野菜を10年食べた人と、無農薬の野菜を10年食べた人、具体的に何が違うの?

癌の発生率が違うの?仕事のパフォーマンス違うの?と聞かれても答えられない。子どもの発達障害や大人のうつ病の原因は化学肥料で育った野菜と抗生物質を投与され続ける家畜を食べているから、とかいう説も聞くけどデータが曖昧でよく分からない。でも○○を恐れて安全なものを食べたいのではなく、自分の中の声が「なるべく自然の摂理に沿って生産されたものを食べたい」と言っている、それだけ。地球を汚したくないという気持ちもある。もちろんジャンクフードもステーキもポテトチップも食べる。でも生活のベースになるものは、なるべく自然なものを食べたいと思う。ただそれだけ。

あ。ひとつ心当たりが。小さい頃から小児喘息→アトピー→アレルギー性鼻炎と現代病の洗礼をひと通り受けたわたしの必需品はティッシュ。いつでもどこでも鼻がかめるように。結婚当初わたしが日に10回も鼻をかむことに彼は異常事態と思っていたようだけど、わたしにとってはただの習慣。でも結婚を機に野菜を無農薬にして基礎化粧品の成分に気を配るようにしたら、知らない内に鼻水が全く出なくなっていた。普通の家庭ってボックスティッシュ1ヶ月でなくならないのね?と驚愕。彼は当時のことを、脳みそ出てるんじゃないかと思うほど勢いよく鼻かんでた、と言いますが気付かなかった。習慣って怖いですね。やっぱり身体に入るものは大切な気がする。

 

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