相手の立場で考える、難しいですよね。難しいし、できないことだからダニエルカーネギーの人を動かすがずっと名著と言われているのでしょう。人の話聞こう、人の立場に立てれば素晴らしいぐらいしか書いてないけど、それがいかに普通でなくて難しいかを示している。

翻って、人の立場を考えて先回りできて、それが準備できること、最高ですよね。それがほんの簡単なことでも。最近営業に来てくれたリクルート系の方で感じることがありました。奇抜ではなくても、そこができるのが一番強いなと、当たり前か、皆そう思ってるんですかね、仕事ができる人は。

私が感じたツボは。私の情報とか、伝えたいことを、紙で事前に予習して、当日出すものも準備してくること。パソコンの時代だからでしょうか?新鮮で、打ち出しの手間がかかることも知っているので嬉しかったです。嬉しいことは他の人にもやろう。

自分も変わりたいと思いました。特に事前準備として

・相手の必要だと思う情報を会う前にみて、考えて、相手の立場を踏まえてまとめて

⇨そして紙でプリントアウトして持参する

・MTGの後、話した内容、関係者の想定、今後の展開を整理できるように相手の立場を踏まえてまとめて

⇨そしてデータで作って送って、紙でプリントアウトして”次回”持参する

便利ですよねー。こんなことあると。あっやってないからそう思うんだ。当たり前だよの方すいません。

仕事の差異はほんのわずか、気遣いと、相手の立場を踏まえる、そこから相手がどう感じるという絶妙によくわからない部分、これが”人間らしく”機械に変われない部分なんでしょう。

カーネギーはこの21世紀でも要チェック

以下レバレッジメモ

偉大な心理学者ハンス・セリエはこういう。
「われわれは他人からの賞賛を強く望んでいる。そして、それと同じ強さで他人からの非難を恐れる。」
リンカーンの書簡に「人間はだれしもお世辞を好む」と書いたのがある。すぐれた心理学者ウィリアム・ジェームズは、「人間の持つ性情のうちでもっとも強いものは、他人に認められることを渇望する気持である」という。ここでジェームズが、希望とか要望とか待望とかいう、なまぬるい言葉を使わず、あえて「渇望する」と言っていることに注意されたい。これこそ人間の心をたえずゆさぶっている焼けつくような渇きである。他人のこのような心の渇きを正しく満たしてやれる人は極めてまれだが、それができる人にしてはじめて他人の心を自己の手中におされることができるのである。葬儀屋といえども、そういう人が死ねば心から悲しむだろう。
自動車王ヘンリーフォードが人間関係の機微にふれた至言をはいている。
「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に他人の立場からも物事を見ることのできる能力である」
「自己主張は人間の重要な欲求のひとつである」
紀元前1000年に、ローマの詩人パブリアス・シラスがすでにつぎのごとく説いている-
「われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる」
「物事には、本来、善悪はない。ただわれわれの考え方いかんで善と悪とが分かれる」
「およそ、人は、幸福になろうとする決心の強さに応じて幸福になれるものだ」
「つめたい会社をあたたかくするには、ひとつの方法がある。人の名前を覚えることだ。重役たちのなかには名前が覚えられないという人もいるが、つまりは重要な仕事が覚えられない、すなわち仕事の基礎ができていないことを告白しているのだ」
「良い習慣は、わずかな犠牲を積み重ねることによって作られる」
名前は、当人にとって、もっとも快い、もっともたいせつなひびきを持つことばであることを忘れない
お偉い方は、とかく、話し上手よりも聞き上手を好くものだ。しかし、聞き上手という才能はほかの才能よりはるかに得難いもののようである。
ニコラス・バトラー博士はこういっている-「自分のことだけしか考えない人間は教養のない人間である。たとえどれほど教育を受けても、教養がみにつかない人間である」
話し上手になりたければ聞き上手になることだ。興味を持たせるためには、まず、こちらが興味を持たねばならない。

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