結婚記念日、祝日狙ったはずだけど。。。

結婚記念日は5月3日(祝)。2人共仕事がお休みだから、何年経っても忘れることなくゆっくりお祝いできるね!って言ってたのに。。。住む国変えたら、当然祝日も変わり、結婚3年目にしてあっさり祝日特権は消滅。ぐすん。どうしたって仕事のある日はバタバタします。幸いタイは5月5日が国王即位記念日で休みなので、2日遅れで結婚記念日ディナーへ。ランスアンにあるGaggan。

インド x エルブジのエッセンス「Gaggan」

正直バンコクでとっておきのディナーって悩みます。記念日ディナー代表のお寿司や鉄板焼きは、東京帰った時に食べた方が確実に美味しいし。いわんや和食をや。そりゃ素材を冷凍して運ぶので仕方ないです。お家芸のタイ料理といっても、高級バーンカニタとその辺で食べるタイ料理の明確な違いが異国人のわたしには正直ピンと来ないのでそそられない(その辺で食べるタイ料理で既に充分美味しく感じるし)。フレンチはろくなお店がないし。韓国料理は庶民的。故に、ちょっと特別な日に行きたいと思うジャンルはシャークフィン(フカひれ)、中華、イタリアンの3つ。ってそもそもこんなに選択肢があることに心から感謝したい。バンコク万歳!

イタリアンに行こうかなって思ってたけど、急に全く違う角度から興味をそそられるお店発見。それはAsia Best Restaurant 2015&2016に 2年連続輝いた「Gaggan」。次スペイン行ったら食べにいこうねって話してたのに閉店してしまった世界一予約が取れないレストラン「エルブジ」。それと大好きなインド料理(いやインド人?)その2つの複合技がバンコクにありました。エルブジで修行したインド人シェフのレストランがバンコクにある。すごい偶然!行くしかない! という訳で初めての分子料理を楽しんできました。趣味の良い瀟洒な一軒家。お料理は、サプライズ!から始まり、次は何だろう?のワクワクと、しっかりインド料理の美味しさと。味的には正直何だコレ?な品もあったけど、オーナーシェフやスタッフの方との会話も楽しくて、これぞ食はエンターテイメント!!を満喫できた1日でした。

世界観を大切にすればきっと後からなにかがついてくる

Gagganの世界を覗き見て確信したこと。強烈な想いのもと独自の世界を作り上げている人の空間は、説得力がある。その空間の雰囲気・肌に触れる素材・匂い・味・目に写る全てに他人をすっぽり包み込んで、作り上げた世界観の中で楽しませてくれる。レストランにしろショップにしろイベントにしろ、世界観のある場所は訪れた人が楽しいしインスピレーションを受け取る。訪れた人がそう思える「場」づくり、の出来るプロフェッショナルって少ないのかも、と感じました。

前述した、お寿司や鉄板焼きを日本で食べた方が美味しい、というのも、味のみならずそのお店の作り上げた「世界観」に浸りたいから、っていう理由があるんだと書いてていま気付いた。鉄板焼きって世界観が独特なところ多いですよね。わたしの大好きなうかい亭の八王子は、土地選びと建物選びから始まっている気がする。多分。。と言ってもオーナーが知りあいな訳でもないし全然理念なかったらどうしようと思って一応HP見てみました。いいこと書いてありました。100年続けようと思ってるなんて知らなかった。(うかい亭企業理念)理念のないビジネスはハイスピードで消費され淘汰される。何をするにもとかくスロースターターなわたしですが、不動産にしろ日本文化にしろ、仕事にこだわりを持って自分の世界観を大切にすることは見失わない、と改めて思った結婚記念日でした。

(画像元www.theworlds50best.com

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