会計関係、業務でうまくいかないことのご相談を受けることがあります。

多く人が同じ意見かはわかりませんが、会計・経理というプロセスは大きな意味では基本会社ごとで全て一緒、国が変わっても一緒だと思っています。なので、理論・解釈・法律などは置いといて、そこには違和感なく入れるのでタイで業務が行えています。

 

ただ・・この会計、数字を作るまでのプロセスまででもし問題が生じると・・そこの問題の原因究明は、推測はできるものの、最終的な確認による確証が持てないと、アクションが打てません。

 

え?難しいこと書いてるって?これは前置きです。

要は、何か事象が生じた際に、その当事者に状況を聞いて把握するという行為が、言語が変わるとまず難しい。そして言語以上に文化、認識が違うと、もうわからないどころかパニック、場合によっては揉めるということになります。

これは上記の前置きで書いた会計でもそうなので、ましてや異なってくる業種、サービスだとよりハードルが上がります。

 

ここで言語と文化とで分けたのは、言語⇨文化という壁を越えていくプロセスが重要だと考えているからです。言語は完璧でなくてもいいのですが、もし日本語の通訳の方を入れると、そこにすでに文化の壁が入ってしまい、2重で文化の壁を越えていかなければいけない。日本人⇨通訳の外国人⇨当事者の外国人。言語ができるのと、文化の壁に違和感がないということは別なのです。言語できるとそうではないと思い勘違いしてしまうんですよね。

食文化だとわかりやすいんですが。。

 

もしあなたが英語がベラベラの人で日本でアメリカ人とだけ仕事していたとしても、ハンバーガー、ピザ、アメリカ的な食事をしているわけではないですよね?食事少し偏見あったらごめんなさい、でも日本食とは確実に違います。でもそれを日本人は結構意識しないで押し付けてします。

 

前も書いたかもしれませんが、そのギャップを埋めることが”海外で活躍する”ということなんだなと改めて感じます。自分もまだまだですが、意識するのとしないのでは大違い。そんな気づき。タイに住み始めて5年目、海外で仕事を進めることによるキーは意外と目の前にあります。

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