格闘技ファンならずとも誰もが知る那須川天心、ただ、強いな!くらいに思っていた格闘技界の1選手だったのですが、最近彼のポリシーがとても気になります

強いやつと戦いたい!という風にいっているイメージ、そして強いというだけの人であるという印象を持っていましたが、直近2試合の試合とその試合にかける思いと終わった後の感情がとてもすごいなと感じました

スポーツマンぽいとか、優しいとかそのようでなく、格闘技界を実力と思想双方で引っ張り上げようとしていると感じました。

前回の皇治戦、圧倒的に勝つという名の通り、圧倒的な試合、試合結果に関しても格闘技の本質を見せたし、それ以上は語らないという姿勢。相手に対する批判はせず、ただ淡々と実務を遂行する。本質論を語る姿勢。外から見てるとよく怒らないなとか、むしろ周りが怒ったり、批判している中、当の本人がぶれない発言がすごいなと感じました

翻って昨日は裕樹試合。こちらもまた圧倒的な試合内容、ただ、リスペクトを感じながらも圧倒的差を見える圧巻のパフォーマンス。前回の試合とは異なるもの魅力を試合で表現していることを感じました。

そして、試合後のマイクパフォーマンス

裕樹選手への最大限のリスペクトと感謝、子供たちへの言葉の伝え方。子供を持つ親として裕樹選手の感動と感謝が画面越しに伝わったし、それをまだ結婚もしていないし、子供もいない那須川選手が思って伝えられるのは、日々自分より下の人のこと、これからの子供たちのことを思って生きているのだなというキャラクターがとても伝わるものでした。

ただの誠実さとは違う。いい人ぶるのとは違う。自分がリスペクとして大事にするものは大事にする、自分がリスペクトできないもの、人は批判するのではなく、自分のスタンスを明確にするだけでその人、ものには言及しない

その姿がかっこいい!!!と感じました、すごいぜ那須川天心!

神だ!とかすごい!とかみなが言っている中、それを行動、言葉で一致させながらできることはなかなかできません。見られる仕事なので外からの見え方も意識しながら自らの内側の感情も醸成し折り合いをつける。難しいです。

年齢関係なく、そのくらいの立場であれば人は驕るし、相手を傷つけることも行動・言葉でする気がします。ましてや、それが格闘技の選手なんですから。格闘技というともすればスポーツといってもかなり危険で暴力的な競技の中でひたすら自分を高めたり、感情をコントロールしたり、相手を誹謗中傷することなくまい進する姿は感動を呼びます。ストーリーを感じます。

これからの彼の挑戦にさらに目が離せなくなりました

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