GVA法律事務所の藤江さん主催の弁護士勉強会に参加してきました。

トピックに関する法的解釈について議論するのを聞いたりディスカッションするのはとても新鮮でまた面白かったです。職業柄会計に関する当該議論は慣れているのですが、法律が変わり、立場が変わるとまた違うんだなと思い面白く感じました。DeNAにいた時もそういえば法務の人ととても長くディスカッションしたなと懐かしく思いました。

その藤江弁護士。当該ブログを書こうと思ったのでなんとなくfacebookを見ていたらアセナビの記事があり、今やっていることが、そして思いの記載がありました。感動しました。なぜタイなのか?なぜASEANなのか?その意味を人は聞きますし、知りたいと思います。人に歴史あり。このようなバックボーンをさらけ出す、または文字として知れるようになる世の中は素敵だし、応援したい人だなと思いました。特に士業になぜなりたかったかの記載は私自身共感する部分が多かったです。

変化」へのエネルギーを感じる東南アジアで仕事がしたい

ー 視点を変えて、藤江さんのキャリアについて伺いたいと思います。もともと弁護士を志した経緯を教えていただけますか

私の弁護士になった経緯は少し変わっています。というのも、私の場合、まず「東南アジアで仕事がしたい」というのが先に存在したんです。学生時代に、タイで事業をやっている知人のところに遊びに行って、海外で働く魅力に少しだけ触れる機会がありました。とてもワクワクしたことを今でもはっきりと覚えています。

それがきっかけとなって、「東南アジアで仕事がしたい」と思ったのが最初です。

ー 東南アジアのどういう点にワクワクされたのでしょうか。

日本では感じられない「変化」へのエネルギーを強く感じ、これからの東南アジアの未来、発展性を感じたということですかね。

というのも初めてアジアに行った時、偶然タイの大学生と話すきっかけがありました。彼らと話をしていると、日本のことについて非常に積極的に質問をしてくるんですね。そして質問するだけでなくひたすらメモを取って貪欲に学ぶ姿勢がひしひしと感じられました。

この体験は当時の私にとって、非常に衝撃的でした。日本の大学で学んでいて、そこまで意欲的な学生をほとんど目にしたことがなかったからです。もちろん話をしたタイの大学生のレベルがそもそも高かった、という要因も少なからずあるとは思いますが、彼らの貪欲な学びへの姿勢を見て直感的に「この国は良くなるし、成長していくだろう」と確信しました。

こういう学生が当たり前に存在している国の未来は明るいし、せっかく仕事をするならこういう意欲的な人たちと仕事をしてみたい!と強く思ったんですね。


ー そういった原体験があったんですね。では「東南アジアで仕事をしてみたい!」と思って、弁護士を志された経緯は何でしょうか。

東南アジアに行ってから就職を考える時期になり、「どうやってアジアで仕事をしよう?」というのを考え始めました。商社などに行ってみようかと考えたりもしたのですが、どうも大きな会社では、自分の行きたい所に行かせてくれるわけでもないらしい。

そこで、「自分で裁量を持たなければ」と思いました。「手に職を」というのでしょうか、それが「士業」を志した経緯で、弁護士を目指した経緯です。こういうと、仕方なく弁護士になったように聞こえますが、そういうわけでもありません。

実際にタイで仕事している人のイメージは何となくついていましたから、「こういう人達を専門家の立場から支える仕事には意味があるな」と素直に思ったという感覚です。

参加してわかることがあります。勉強会に参加して気づくことがあります。

とてもいい機会でした!

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