「日本」についてまともに知らなくても、海を1歩越えればわたし達は全員「世界で1番日本に詳しい人」として扱われる

ブログを久しく書いていなかったら、アウトプットの仕方を忘れる。ちょっと気を抜くと書くのが億劫になり、彼のブログを読むだけのファンと化してしまっていた(汗)今日は久しぶりに強い想いが湧いたので!

先日ふと日本人であることを思い出し、久しぶりに「湯の森」に行く。湯の森とは、タイで初めての日本式スーパー銭湯。でありながらお湯はタイの天然温泉を直送している満足度高めの温泉施設。こんなのバンコクだから楽しめる事よねぇ~贅沢!お風呂に入ると日本人のアイデンティティがむくむくと沸き起こる気分になる。

ここはタイなので、しゃーなし男湯の方はすっかりゲイの出会いの場として名を馳せていて、お風呂上がりにくつろぐソファスペースには美しい男達がずらり。わたしの彼は恐れをなして近づかないが、自分より美しいゲイ先輩達に鼻もひっかけられない存在のわたしにとっては、ただの目に優しい光景。実にのびのびと温泉と読書を楽しみました。温泉最高!

とは言ってみたものの、お風呂及び温泉について、専門知識何もない。

小さい頃はお風呂嫌い。母親に促されてものらりくらりとかわして、なんとかお風呂に入らないまま布団に潜り込ないもんか浅い知恵を練っていた。そんなわたしでも、ここタイで「お風呂滞在時間世界ランキング」をつけたら上位1%に確実に入るはず。それは日本人だから。文化と習慣だから。タイ人がトイレで大をした時、毎回お尻をホースで洗うように。寝る前は必ずお風呂に入るのが日本人だから。

わたしが外国人を見る時、国のイメージを通して見ている

日本で美味しいインドカレーが食べたい気分になった時、まずは知り合いのインド人にお勧めレストラン聞いて直行した。それってインド人は毎日カレー食べてる筈だからきっと美味しいお店知ってるに違いない、っていう思い込みから自然に発生した行動。そこで韓国人にはやっぱり聞かないですよね?もし無類のインドカレー好きで都内の全カレー屋を制覇している韓国人がいたとしても。

フットサル大会で、あのチームブラジル人が3人もいるよって言われたらやばっ!強そう!って気分になるし。

民族衣装フェチなわたしだけかな?バンコクに旅行に来て開放的な気分になっているアラブ人男性が、カンドゥーラ(全身真っ白な長袖ワンピース)を脱いでTシャツ短パンで(しかも日頃着慣れてない為99%の確立でダサい)で街を歩いてるのを見ると、心から失望する身勝手。

 ということは逆もしかり。わたし達は永遠に「日本のエキスパート」として外国人から見られる

例えTOEICで900点の英語堪能くんだったとしても。

例えタイにこの先20年住んだとしても。日本の教育を全く受けていない帰国子女だとしても。

産まれた国や国民性は一生ついて回る、ということを生まれた国ではない場所で生活して初めて知る。

どうせどの国に住んでも、一生「日本人」として見られるのは変えられない事実なら、せっかくだからIdentityのひとつとして日本人ならではの特技を1つくらい身に着けていたい。パーティには着物で参加する。自宅でお抹茶を振舞う。空手の型を覚える。和食がすごく上手。天皇に詳しい。この人話してて面白い日本人だな、って思ってもらえたら楽しい。そういう想いが強くなりました。

好きな着物、もっと日常的に着よう。

茶道のお稽古、今まで以上に知識を深める。

季節の行事も忘れず祝いたいな。 まずは日常生活から。

写真は現在1歳7ヶ月の娘のお食い初め。娘なんて髪の毛がないんだ!

 

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