妻と出会ってからもうすぐ5年になります

 

結婚して3年半がたちます。出会った時からいままで自分、彼女の環境は大きく変わっています。出会った時は、私は世界一周旅行から帰ってきたばかり、仕事をしていませんでした。その後DeNAに入社し彼女とお付き合いを始めました。お付き合い、結婚をしてからも2人とも日本の会社で働いていました。現在は私はタイで会計事務所を立上げ、経営しており、育休中の妻、子供とタイで過ごしています。

 

仕事が、日本・会社員としての仕事⇒海外(タイ)・経営者(といっても立上げのスタートアップ)としての仕事に変わる中で、不安はなかったのか?妻はどのように思ったのか?好きなように生きていて自由ですね、というような話を人から言われたりします。

確かに私は海外で働きたいとぼんやり7年前から考え、熱望しました。そのために英語を少しずつ勉強をしたり、本を読んだりしていました。ただ、ほとんど海外に行ったことがなかったので、実際に出て感じてみないと意味はないと考え、当時は独身でしたので気ままに会社を辞めて、英語を学びたい、多くの国を知りたいという想いを持って3か月の世界一周の旅をしました。(当時のブログ)

そして、帰ってきてから妻と出会いました。

 

海外はとても刺激的でした。海外で生活ができたら楽しいだろうなと実際に行って感じました。ただ、前述のとおり私はDeNA(日本のIT会社)に就職しました。理由はシンプルで妻との出会い、結婚を優先したからです。自分の主張だけでなく、出会い、結婚すると決めた時点で2人でベストの選択肢を常にしていこうと考えたからです。海外経験がないにもかかわらず海外の会計事務所等からはオファーをいただけましたが、その当時のベストの選択肢であったと今でも思っています。

 

なんでも2人で話し合って決める

 

なぜなら、「2人で話し合って決めているから」当たり前だろと思いますが、対等に話せているかは超重要です。未来のことをいつも話し合い、2人でのベストの選択肢を考えているからです。未来のことを話しているというのはそんなに恰好のいいものではありません。「こうなったらいいよね。とか、いつかこうしたいよね」というような希望です。それが2人で異なっていると行動が異なり、結果的に一緒に行動できなくなると思っているからです。

 

【パートナーシップとは何か。】

 

私は、人生を賭けると決めたパートナーを最大限に尊重し、それぞれがお互いを制限することなく大きな夢と希望を描きながら、2人の人生を重ねていくことだと思っています。パートナーを尊重しないで自分の意見をさも正しいように押し付ける、パートナーの言うことを無視する・軽視するということはしたくありません。

 

なぜなら、「この人と結婚して、一生を過ごしていこうと自分で決めた人だから」結婚している人は、決断した時に必ずそのようなことを想っているはずです。ただ時とともに、長い時間を過ごし、慣れてしまうことによって当初のことを忘れてしまうこともあります。慣れは怖いです。恐れでもなく、美学でもなく、ピュアな”好き”だ、”好き”だからあの時決断し、そして今でも一緒にいるという超シンプルな気持ち。その気持ちを大事にして、自分の宝物としてずっと持ち続けていくためにも、パートナーを尊重し、応援し、新しい挑戦、夢を描くことを人生の意義と考え、楽しみながら手伝っていきたいです。

 

一般的にはこのようだからこうした方がいい、という考えは基本私達にはありません。一般的に専業主婦をやるべきだ、子育てに専念すべきだまたは働くべきだ、というような意見ではなく、話し合いの結果を優先します。何をやりたいのか、お互いがどのようにしていれば輝けるのか、子供よりも2人の人生が先に優先されるべきです。妻にも子どもの人生よりも自分の人生を優先してほしいです。

 

お金の話ももちろんします。お金はあった方がもちろんいいです。ただ、お金による制限、考えを1番、最優先にしないという考えはいつも2人では共通で持っています。○○がかかるから○○をしないといけないというような消費のためにやりたいこと、住む場所、行動を制限されるようなことはあってはならないと思います。それはもちろん子供でも一緒。大事にはしています、ただ、子供を言い訳に人生であきらめるようなことがないようにしています。

 

2人とも仕事をするべきか?私はお互いの社会性のため、誰かの役に立つことの充実感を味わうため、もちろん経済的なためにもするべきだと思っています。それについては様々な考えがありますが、私は下記本の言葉を読んで同感、感銘を受けましたので共有いたします。

 

私はいつも部下や後輩の女性に、結婚や出産を経てずっと働き続けるということは、自分のことを自分で食べさせていける、ということ。そのメリットは、結婚相手を地位や収入ではなく、愛しているかという一番大切な基準で選べることだよ。と言っています。そして、相手の男性にもその覚悟を伝えるように、ともアドバイスしています。私はずっと働いて、自分で自分を養って行くつもりであって、あなたに何かを背負わせるつもりはない。二人でいればできることも増えるから、知恵を出し合いながら一緒にやって行こうと。地位や収入を基準に結婚相手を選ぶことも一つの価値観だとは思いますが、それだけを基準にして結婚し、後でそれがアテにならなくなった時は結婚生活までが一緒に破綻してしまいます。絶対的にアテにできるものなどはないこれからの時代、自分を自分で養う覚悟をするかどうかはとても重要なポイントです

 

これからの時代にどう生きていくか、フリーランス、起業家としてどのようなバランスをとっていくのか。そのためにはいかに大事なパートナーを見つけ、長い人生を2人重ねながら一緒に考え、意思決定して行動していくか。ということが非常に重要だと日々考えながら行動しています。

 

人生はパートナー次第である。私は1人では何もできません、1人では楽しくありません。美談でも、お世辞でもなく、日々生活する中でいつも思います。と思う中で、2人で意思決定をしてきている人生。2人で生活することを決めたタイ、このタイで圧倒的な努力と成果を出していきたい。自分のためだけでなく、妻と子供のためにも。プレッシャーではなく、「制限のある自由」、「責任のある自由」は、人生を彩ります。妻に感謝、いつもありがとう。

 

人生を重ねあわせていく友人の方々、これから出会う方々、妻・子供ともどもよろしくお願いします。

 

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