会計は社長に関係するもの、
数字は、社員含めたみんなに関係するもの
だと思います。
じゃあ、会計ってなんなのさ、
という考えでいくと、ひとつは、現状の会社の状況ですよね。
売掛金がいくらとか、
買掛金がいくらとか、
固定資産がいくらとか、
借金がいくらとか。
社長がわかっていないと、
あっお金なくなっちゃった・・となりますよね。
自分のお金で、自分が目の前で把握している、
現金のみで商売している場合はまだざっくりわかるからいいんです、
ただ、お金を借りて、従業員も増え、売上も増え、
そうなってくると急にわからなくなります。。
経営者がケツを持つ?
お金・資金繰りに危機が生じました、、
そのときに、従業員の人が、
「社長、お金がないんで○○が払えません、
私が調達してきますね!家族かかってるんで!!」
ということにはなかなかなりません。
会社のリスクは経営者が把握するんです。
その責任が経営者にはあるんです。
なので、従業員の方とは違うんです。
じゃあ、自分ですべて作るのか?
忙しいんだよ!
いやいや作るのは任せましょうよ。
経理もいますし、会計事務所だってありますし、
作ったのを見ましょう。
「そんなの、作ったやつが一番わかるだろ!
そいつに聞けばいいじゃないか!」
そんなに単純じゃないんです。
会計を読む、考えるということは、
「スキル・経験」+「責任感・危機感」
で初めて成り立つからです。
作った人でも事業の全体を理解してないと意味ないんです。
なので、やりましょう。
自ら。勉強しましょう、または聞きましょう。
従業員に期待しすぎてはいけません。
ケツを持つのは経営者だから。
経営者は最終判断するためにいるから。数字をつかって。
会計数字は現在・未来のために使う
会計数字は、現在の状況を適切に把握する
近い未来の、状況予測に使うという現在の使い方と
目標を設定して、組織に明示し、そこに到達するように
鼓舞し、目標に持っていくという未来のための使い方があります。
ちなみに、現在の把握なしに、未来の目標はあり得ません。
例①なにかの試験に合格したい、現状の自分のレベル・点数は、
正確にはわかりません。。
例②体重○KGにしたい、現状の自分の体重は、正確にはわかりません。。
とかだともう意味わかりませんよね。
いっても会計もただの数字なので、それと同様です。
未来の数字面倒くさくない?
DeNAの南場さんの有名な無茶な目標設定のエピソード
ご存知でしょうか?
川田氏:売上が10億円くらいの頃に15億・30億・60億・100億みたいな感じで、「倍々で100億円やろう」って言ったのが上場前後。たぶんそれなんですよね。そのあとにモバゲーとか出てきて、次の1000億円みたいなところまでっていう2段階あるんです。
どっちが無茶だったかっていうと、明らかに15・30・60・100。これが異常な数字だったんですね。だけど、それは数字前提。これは南場智子が上から降らせた数字です。何の根拠もない。「100億円ない会社はやだ」みたいな。
Logmi DeNA川田氏「南場智子の目標数値は異常」:http://logmi.jp/91465
未来の数字を指し示すことは、
目安を作り、そこのために頭を絞ることになります。
もちろん、無茶だ!とか、どうやってやるんだ!
ということはありますが。まずは置いてみる。
変えるのは簡単です。予算を置いてみる、
その行為自体を行っている、
中小企業が少ないんじゃないかなというのが実感です。
目標に向かって無理やり進んでいく。そんな感じでしょうか。
会社の数字の現在、未来というシンプルな二つがあるのみ。
そう考えると、会計なんて堅苦しい言葉は吹っ飛んで
もっと見なきゃな、今を知って未来を描かなきゃなと思いませんか?
私だって自分で事業をやっていてそうです。
予算を描いても、走っても、なかなかうまくいきません。
それを軌道修正しながら進んでいくのが楽しいです。
数字目標は自分の努力を客観的に厳しく、評価してくれます。
ただ、そんな思いを会計士の立場として伝えたかった。
そんなクールに格好良くは日々進みません。
そんな気持ちの今日この頃です。
経営者の方、応援しています!!!
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筆者紹介:森場 忠和(もりば ただかず):facebook
タイ・バンコクで2013年より会計事務所J-CROWNを経営している公認会計士です!
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