[:ja]来週が人生を変えるプレゼン、

そのときあなたはこの1週間の時間をどのように過ごしますか?

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#ImagineCup プレゼンという人生を賭けた戦いがもしあったら?

 

想像してみてください。本番で最高のパフォーマンスを発揮するためにあなたはどのように1週間という限定された期間を自由に使えます、その時間をどう過ごしますか?

 

この問いには複数の角度からの回答が必要です。

(その他の角度もあるかもしれません、是非いろいろな角度から考えてみてください)

仕事:この1週間、準備のために1日何時間働きますか?3日前、2日前、1日前は何時まで働きますか?

食事:何を食べますか?特に前日、当日は何を食べますか?

睡眠:何時間寝ますか?1週間の睡眠時間は同じですか?

メンテナンス:体調を管理するために何らかのメンテナンスを行いますか?

これがイチローだったら回答は明確です(彼にとっては試合がプレゼンという建付けです)何時に起き、何時に食事をして、何時にマッサージをして、何時にウォーミングアップをして何時に試合に臨む。そのルーティーンが確立されています。

答えはそれぞれにあると思いますが、ここ!という時に爆発的パワーを持っていくためには2通りの方法があると思います。

  1. とっておきの方法を持っておく
  2. 常に最高の状態を確保するためのルーティーンの日常の流れを作っておき、淡々とそれを実行する(※非常にレベルが高いです)

という2つの選択肢があると思います。(イチローは2にあたりますね)

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#George Oates イチローのルーティーン力

なぜこのような質問をしたのか?

遡れば10年前、私は会計士資格試験の受験生でした。その21歳の時の自分はいつもこのようなことを考えていました。毎日とりあえず勉強しないといけない(汗)、やる気がある日もやる気がない日も。。勉強ができる時とできない時、集中力が昨日、今日で全然違う、モチベーションの問題ではなくその差を、私はシンプルに”体調/コンディション”と考えていました。体調が悪いとやる気が出ない、やる気が出ないともちろんパフォーマンスが出ない。本番(試験)で一番いい時のパフォーマンスが出ないとしたら、、、考えるとぞっとしました。パフォーマンスとは普段できないことをやるのではなく普段通りの力を出すこと、そのように考えていました。みなさんはどうでしょうか?

ちなみに先ほどの質問に対する私の具体的な回答例です

21歳当時の私の回答

仕事:学生のためありません。勉強が同義にあたります。

勉強時間、1週間前~5日前、朝5時半起床、7時~勉強開始、19時まで勉強

4日前からペースダウン、4日前、7時起床、9時半から勉強開始17時まで勉強。

3日前、完全休息日。とりあえず何も考えないで家の近くでゆっくりする。

2日前、7時起床、9時半から勉強開始(試験開始時間が9時半)15時まで勉強。

1日前、7時起床、9時半から勉強開始午前いっぱいで終了、午後は何もしないでゆっくり過ごす。21時半までに寝る。

当日、7時起床、9時半から試験開始。

食事:1週間の間ファストフードは取らない。普段食べないものも食べない。前日夜は肉、夜19時。当日朝は肉、卵料理、7時に食べる。

睡眠:1週間前から3日前 7時間以上 3日前~2日前 8時間以上 1日前 9時間以上

体調管理:5日前鍼灸治療、1日前鍼灸治療

 

現在32歳の私の回答

仕事: 1週間前~5日前、朝6時起床、9時開始、18時まで

4日前からペースダウン、4日前、7時起床、9時開始17時まで

3日前、完全休息日。とりあえず何も考えないで家の近くでゆっくりする

2日前、7時起床、9時半から開始15時まで、その後は食事をゆっくり

1日前、7時起床、9時半から開始、午前いっぱいで終了、午後は何もしないでゆっくり過ごす。21時半までに寝る。

当日、7時起床、9時半から仕事開始。

食事:1週間の間ファストフードは取らない。普段食べないものも食べない。日本食をメイン。前日夜は肉、夜19時に。当日朝は肉、卵料理を朝7時に食べる。

睡眠:1週間前から3日前 7時間以上 3日前~2日前 8時間以上 1日前 9時間以上

体調管理:1週間前マッサージ、3日前マッサージ、1日前マッサージ

 

仕事・周りの人との関係でそんな風にはできないよ!、そんなの気にしないで気合だよというような意見もあるかもしれません。ただ、”絶対に失敗できない状況で、結果を出すため、ただそれだけのために自分にとって最高の方法を選び、本番に向けて体調を管理する”これができない場合、大きな物事がうまくいく気がしません。

また、設問にあった通り人生を変えるプレゼン。そこで勝負するという超個人的に重要な状況の中で、自分のスタイルを決定、判断する、貫くことができない状況に普段からあるようであればそのようなことができる相手と戦う場合、戦う前から勝負はすでに見えているのではないでしょうか?

前日寝ないでプレゼンした場合と、9時間寝てプレゼンした場合、どちらがいいパフォーマンスが発揮できるかは明確です。アクションの内容については人それぞれ異なると思いますので私の参考にはならないと思います。私はイチローのように、ここからもう絶対に変えない!という領域まで全然行きついていません、100%のルーティーンが作れていないことが自分ではまだまだだと思っています。

最高のパフォーマンスを出す事は常に今でも意識しています。そして大事なのは顕在的に意識しているか、していないか。いざその時に実践、実行ができるのか。またそのために日々そのような機会がいつ来てもいいように、ルーティーン化しようとしているかしていないか。

巷では場当たり的に対応、直前までガンバル、体調悪い状態でもやりきるというような風潮、考えの方がいます、それがかっこいいという人さえもいます。私はそうは思いません。仮にアスリートであればそんなことはしないと思います。体調が悪かったから結果が出ませんでしたなんてことはあり得ないと思います。なぜアスリートの例を出したかというと、ビジネスマンもアスリートレベルのコンディショニングが求められていると考えているからです。

著書、なぜ、一流の人は「疲れ」を明日に、持ち越さないのかで裴英洙医師は、ビジネスアスリートという言葉を使用しています。私はこの言葉の意味、使い方に非常に共感しています、またこの言葉がもっと流行っていって、アスリートと同レベルの身体意識を持つビジネスマンが多くなっていくことを願ってやみません。(※アスリートと同じく運動をする、近年はやっているトライアスロン等運動をしようという意味ではありません)

文化的に健康に良い食事をとり、肥満の少ない日本人。コンディショニングひとつ、その考え方ひとつで世界で戦う個人になっていくのでは?そのように考えてやみません。

アイキャッチ画像:#David H

 

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