妻とタイでの階級社会の話になりました
妻との話ではいつも気づきがあります。
twitterで備忘メモしておいてコンテンツ化していこうと思います
タイは階級社会だから、格差普通。タイ住んでると日本で格差の議論があるのが逆に違和感
— 森場忠和 #tadakazumoriba (@tadakazumoriba) 2016, 2月 20
これタイにいると当たり前なんだけど知ってます?この国今のところ、相続税も、贈与税もないんです。日本と違って。なのでお金持ちの人は、子供にそのまま資産を渡す。(日本は累進課税、最大55%、半分・・) なので、富が再分配されることはないんですよ。
よく、タイにいると、日本の方が裕福な人が多いから、タイの人はかわいそうだよねー、どんなもの食べてんだろ?みたいなピントを外れた憐みの発言を聞いたりしますが、もっている人に集中しているので、持っている人は日本の人の何百倍も持っています。何千万もする車を乗り回し、1つ10,000円の寿司をガンガン食べるレベルの高すぎる人がたくさんいます。
経済の規模が違うのと、プレーヤーの数も違うので正確な比較はとれませんが、資産の配分がお金持ち・お金持ちじゃない人で二分すると仮定すると、日本だと、お金持ちが、全体の富の30%をとっていると仮定すると、タイは80%はとってますね。んで残りを他の人が配分するんです。だから、経済の規模が違っても、配分がとてつもなく多い。
お金持ちのタイ人の方はもれなく留学していて英語を流暢に操ります。イギリスが多いかな。英語をfluentで話すというのが一つの目安になるかなと思っています。
日本の人がお付き合いしているまたは採用するタイの人、特に事務職の人ってチュラロンコン大学、タマサート大学とかよく言ってみんな気軽に言うけど、日本で言う東大、京大だからね。国際競争力ランキング東大、京大とかより高いし。。でもちゃんととらえていないと気づかなかったり。日本での自分の大学より上ですよ、みたいな。
日本すごい、金持ちは幻想です。結構お金持ちのご子息は趣味と暇だから大企業に入ってきたりします。
タイだと田舎の両親に子供預けてでも、都会で稼ぐために出てきたりもする。出稼ぎね。田舎のままの人もいる。選択肢は選べる
— 森場忠和 #tadakazumoriba (@tadakazumoriba) 2016, 2月 20
一方でこんなケースも。稼ぐためが目標なら子供を実家、親に預けてでも共稼ぎで出てくる場合も結構あるのです。稼げるのならそれもありだな。日本だと推奨されないけど。ただ、東京に住んで、保育園の事も考えると、家族で出稼ぎメリットあるのかねみたいなこともあるのかね、という問題提起も含め。
ノマド論とも関連、地方の上流か、都会の下流か
地方の上流か、都会の下流かならどちらで行きますか?無理しない、親とのつながり、育ちもあるよね。
— 森場忠和 #tadakazumoriba (@tadakazumoriba) 2016, 2月 20
都会で中流目指して、無理して生活する必要本当にある?本当に都会でしか働けないの?本当に都会でしか過ごせないし、好きじゃないの?
— 森場忠和 #tadakazumoriba (@tadakazumoriba) 2016, 2月 20
東京に家が、実家がある人は強い、最初から。
— 森場忠和 #tadakazumoriba (@tadakazumoriba) 2016, 2月 20
私もそうですが、東京生まれじゃないし、東京実家じゃないんですよ。その時点で超ビハインドだと思ってる、だって東京家賃超高い!買っても超高い! 給料は? 超高い!ならOKだけど、相対的比率で言ったらそうでもないっしょ。
東京にこだわる理由はありますか?別に東京で消耗してるの?じゃないけど、東京以外で充実しまくっている、裕福な人に会う確率が最近多いんですよね。よく地方出向したら時間もお金も増えたみたいなケースも聞きますよね。海外でもありますよ。 とはいっても東京は最高!楽しい!私は大好きです、遊ぶなら、最先端の店を探したり、イケてるスポットに行くなら。ただ、もう満足です、高校から数えると15年もいたから。
ハングリー精神と生まれ、バックボーンが違うというのを理解しないのは違うと思う
— 森場忠和 #tadakazumoriba (@tadakazumoriba) 2016, 2月 20
なので、生まれながらの差分はある中で、その差分を楽しみながら、受け入れながら、がんばるというのがいいですよね。
タイの人は現生はあきらめてるからタンブン?
一概にそんなことは言えないのですが、、
タイの人はタンブン(寄付する)行為をとても大事にします。輪廻転生を信じています。
そのため、現在の処遇は前世での行いが反映されており、現生での行いが来生に影響すると考えているようです。
現世で身に降りかかる出来事のすべては前世での徳の高低によって決定されていると考えるのが、このタンブン思想の原点だ。タイの仏教徒は輪廻転生を深く信じている。徳は積めば積むほど高くなり、それは次の転生時まで持ち越すことができる。幸福は前世で積んだ徳が高かったことを示し、不幸は努力の至らなさを表している。参照
知識浅いので参考程度で記載しますが、ある意味でのあきらめ、来世でいいや、というような考えが、現世のいまをありのままで生きて、楽しんでいこう、受け入れていこうというような感覚を受けます。上に行くのはもちろん大事だけど、タイは特に生まれながらの立ち位置が影響するからそれは来世にきたいみたいな。
タイの人はサバイサバイにいまを楽しむのが非常にうまいです。いろいろ考えます。