田中靖浩先生にすすめられて、「トライブ 新しい組織の未来形 セスゴーディン著」を読みました。

 

最近フリーランス、組織にとらわれない働き方についての話が日本では盛んです。大企業のアンチテーゼ化。フリーランスという仕事の形式が”あり”になり。誰とも会わず、家にいても仕事ができるということがいい、というような風潮さえあります。

 

「いや、なんか違うな」という直感的な違和感。

 

仕事とかっていろんな人と絡み合って、共有しながらやるから楽しいんじゃない?みたいな直感的な感覚。でも、大きい組織に属するのもなという相反する感覚。

 

ダニエルピンクのフリーエージェント時代の到来を見たときに感じた違和感。デジタル、インターネットの発達はいいけど、そこに楽しい未来はあるのかな?というような感覚を補ってくれるような本でした。マーケティング、ブランド本のようなニュアンスもあるけど、なにより好きだったのは”トライブ”という言葉。

 

久々にTOKYO TRIBE思い出しました!

 

知ってる?井上三太の?

私の高校生当時めっちゃ流行っててSARUパーカーめちゃめちゃかっこよかった!

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やっぱSARUパーカーはフードかぶっていかないと!ってうざいか。

その他の作品、BORN 2 DIE隣人13号TOKYO GRAFFITIも大好きです。最近TOKYO TRIBE3も出てたよ。裏原、スケーターブームとも関係してて最高にカッコいい、あっ前裏原についてはしつこく書いたのでこちら参照。裏原(裏原宿)というワードに、テンションが上がる30代の貴方へ

 

そんなわけで気付きの合ったトライブ。気になった部分をピックアップして共有

 

マーケティングといえばかつては広告を指した。広告にはお金がかかる。今日、マーケティングといえば、「トライブとつながり、商品やサービスを口コミで広まるストーリーとともに送り届ける」行為を意味する。

大衆(クラウド)とトライブ

大衆とトライブは次の2点で異なる。

  • 大衆はリーダーのいないトライブである
  • 大衆はコミュニケーションのないトライブである

たいていの企業や組織は大衆を相手にマーケティング活動を行う。だが、一歩先を行く企業や組織はトライブをうまくまとめあげる。大衆は興味深い存在であり、価値あるものやマーケット効果を作り出す。だが、トライブの方がもっと長続きし、もっと大きな効果を創りだす。

本当にフリーエージェント社会なの?

ダニエル・ピンクはフリーエージェント社会なる言葉を創りだし「企業や組織に属さず、自分の知恵や才覚を頼りに生きる才能のある人々」のムーブメントを描いた。でも、私がここで言いたいのはその話しではない。企業は組織はかつてないほど重要になった。必要がないのは工場である。企業や組織だからこそ、複雑な製品を生み出せる。商品を市場に投入し、売上を伸ばすための腕力やサポートも提供できる。企業や組織のスケールをもってすれば、大きなトライブの面倒を見ることだって可能だ。但し、企業や組織が工場である必要はなくなった。工場はあなたの動きを鈍くしてしまう。その一方で、未来の企業や組織は、智性が合って、動きが早く、使命感の強い、柔軟な思考の持ち主で溢れている。ただし、そのためにはリーダーシップが必要だ。

想像力

アルベルトアインシュタインは言った。想像力は知識よりも大切だ。リーダーは存在しないものを創りだす。将来起こり得るが怒っていない何かのビジョンをトライブに示すことで、それを実現する。知識がなければ、マネジメントはできない、想像力がなければリーダーシップは発揮できない。

 

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