語学の問題は大きいけど努力でカバー可能
Yoshikiの生き方、アウトプットの音楽に最近知り合いの影響でハマっています。
音楽という武器を前にして、どこまでも挑戦していく姿に魅かれるとともに、海外という未開の地で戦っている姿にモチベーションを掻き立てられます。そんなYoshikiの発言をピックアップ
2:16から
インタビュアー:日本の現代の音楽はほとんど日本からでないですよね?国内マーケットなのに、あなたは違いますね。どうして世界中で人気があるんですか?
Yoshiki:日本のアーティストが壁を超えるにはまず英語を覚えること。初めてアメリカに行ったときは全く英語がしゃべれなかった。NYのロックフェラーセンターで記者会見があった。それは20年くらい前でした。「英語を話せないのになぜここにきたんだ」という声に責め立てられた。確かに、これから勉強するといいました。簡単だよ、たまに作曲をしていても1週間かけてもなにもできないでも英語を1週間勉強すると1週間前のレベルを超える。学ぶのは作曲よりずっと簡単だ。
ただ、海外に行くのでもっと大事なのは自信を持つことです。自分で言うのも恥ずかしいけど私は日本ではスーパースターです。ただ、南アフリカの楽屋では電球もなかった。1度5時間待ってもインタビュアーの人が来なかった、日本だとむしろ逆です。
「でもそのインタビューを受けたかった、とても影響力のある人で宣伝してもらいたくて」5時間以上待った後インタビューは10分程度で終わった。僕はお礼を言いました。そのくらいの覚悟を決めていかないといけない。でも僕はこのプロセスが好き。20年ほど前に初めてロックバンドを結成した時はこんな感じだった。必死に成功したくて、ビッグになると何となく当然だと思い始める。でも海外に行くとまた最初からやり直しになる。
世界を見るとか単純にみんないうけど、外人相手に主張できるの?言葉で、外人使えるの?言葉で
そう思います。
どんなにいいものを作っても、説明できなければ意味がない。伝えられなければ意味がない。いいものなんて当たり前なんです、めちゃくちゃいいものをつくっても伝えられなければ意味がない。
実力よりも実行、伝達、コミュニケーション。日本人すごいのに、そこの部分をやらないで、がんばっている部分が好きじゃないしもったいないと思う。製品のために努力する数十分の1の努力でできるのに。
マーケットインなんて、日本だと当たり前の言葉だろうけど海外に渡った瞬間みな忘れてしまう。
最近また、悪い意味でのプロダクトアウトのような思考の流れがITでも見えていて。
「世界を狙う!英語はしゃべれないけどサービスがよければ何とかなる!」
いや、だめでしょ。
「世界を狙う!日本から、ITならば距離は関係ない」
いや、だめでしょ。少なくとも言語は最低でも英語じゃないと、届かないでしょ。
しかも文化が違う、会ったことも話したこともないユーザーをデータだけで判断するなんて不可能でしょ。
結局というか、しょせんというか、サービスなんて人間がつくるものなんです。使うのも人間。その作る人間が、使う人間のことを話して、理解して、コミュニケーションをとることなしに、モノづくりするなんて無理でしょ。日本でそれ言ったら、なにいってんの?ってなると思います。ITだからとかないです。音楽?あるかもしれない。ただ、いいもの作ればただいい?説明しなくてもいい?
いや、やっぱり、だめでしょ。音楽だって、デザインだってそうです。Yoshiki見てなおさら思う。日本人だって理解できない人いっぱいいるのに、ビジュアル系?みたいに。音楽・デザインを芸術と仮に定義すると、芸術は普遍的だからとくに作った人の思いとか、ビジョンが大切になるのでなおさらだと思います。
サービスなら理解、そして説明を。芸術でもビジョン、思いの説明を。
英語なんてしょせんツールだけど、ツールなしで誰かにやってもらおうと思うのはなんだかかなー・・と思います。自分含めて。
そこ一番大事なのに自分でやらなきゃだれがやるの!?やる意味あるの?翻訳ツールが発達するでしょ?というのは論外。
すでに電子辞書等がありますが、辞書見ながら話しする外国人を信用できますか?
話し盛り上がりますか?やらない言い訳はいくらでもできます。
まとめ:Yoshikiだってがんばって勉強してるんだから愚直に語学やろうぜ
あれだけ才能がある人が語学やってます。必死に勉強しています。
そしていまの世界的人気。Xが好きとかどうかじゃなくて、こう主張するカッコいい日本人になりたいじゃん。
と自分自身への鼓舞も含め書いてます。
語学は力、語学は努力。そう思います。
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筆者紹介:森場 忠和(もりば ただかず):facebook
タイ・バンコクで2013年より会計事務所J-CROWNを経営している公認会計士です!
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