法律を読んで、すっと入ってこないからその内容を考える、根拠がある、それが面白い

 

と思ってタイの法律を読んでます。会計基準も一緒なんだけど。ぱっとみて「わかりやすい!」ってことはないんだよね。ある程度、日本での素養があるから意味わかんねーとかはならないんだけど。

ん?

みたいな。日本と比べて違和感があったりなかったり。

 

昨日から根拠のない情報、法律の解釈、説明を見てムキー!!!な内容を書いてみたんだけど、どうも、法律読んでると、思考がその難しい言葉に引っ張られて、書こうとしても、難しく書きたくなっちゃう。自分の頭で理解している言葉で。すなわちそれは基本情報がわかっている前提での記載。基本情報が入っていない専門家でない人はわからない言葉。ただ、誰に向けるかってい言う視点を忘れてしまうとそうなっちゃうんだよね。あと、専門家ってよくあるんだけど、これは自分にも言えることね、難しく書かないと「こいつバカなんじゃない?こんな言葉遣いで」みたいなことを思われるのがいやで頭のそのままの言語で書いている人多いですよね。(多いって言うかその結果としてアウトプットしない、書かないという人多いですね)

 

まー、日本だと、もし書く場合でも、いろんな情報が飛び交う中、まともじゃない書き方で、相当いじってオリジナリティを出そうとしてもなんかなー、ってことになって悩むのはわかります。ただ、ここタイにおいては、ちょっと調べたいんだけど・・情報なし。みたいな。本とかにももちろん書いてない。そんな情報が多いため、実務上多く来る質問をちょっとづつこのブログに書いていって、会社のHPに参照していきたいと思います。もちろん根拠、ロジックはないものではなく、できるだけ平易に(こういう言い訳じみたこと書きたくなっちゃうのは保身なのか?かっこつけなのか?)

まーいっか、基本はざっくりと書いているので、参考までに、しっかり実務で対応しなきゃいけない、具体的な手続き等、詳細なことは聞いてくださいね。

 

タイでデッドエクイティスワップをしたいんですが?という質問

 

意外と多くもらいます。

デッドエクイティスワップは簡単に言ったら、借りている借入金を、返さないで、資本金(返さなくてもいい投資)に振り替えても良いですか?という質問。日本だとできます。

ケースとしては、親会社が子会社に貸付を行っているのですが、業績、資金繰りの関係で返済ができない。当該返済をしない代わりに、株式に変換するという処理をしたいという形です。

 

A

タイだと、、

はい、できません。残念!

抜け道・・調べましたがわかりません。

 

根拠法令は民商法典(日本で言う会社法)の

1119条

①株式はすべて全額払い込みとする

②株式代金を払い込む場合、株主は会社の債務を相殺することはできない。

 

要は、現物出資(金銭以外の出資方法)とも関連するんですが、貸付している人が「おれ、あの会社に対する返してもらってない金があるから、それをもとにして株式と変えてよ。」ということに対して、日本はOK、タイはだめということですね。

 

ですので、負債(借り入れ)圧縮しないといけない場合は、先に増資、そして返す。そのような流れで考えてください。

 

なお、デッドエクイティスワップ、ちゃんとした解説は大手のHP参照。

直接関係してない、参考程度の人は下で見といてください

デット・エクイティ・スワップ(Debt Equity Swap)とは、文字どおりデット(債務)とエクイティ(資本)をスワップ(交換)することです。すなわち、デット・エクイティ・スワップは債務と交換に株式を発行することをいいます。債権者から見たときは「債権の株式化」、債務者から見たときは「債務の資本化」ということができます。
債務者にとっては、過剰債務を減らし財務体質を健全化できるメリットがあります。有利子負債の減少による金利負担の軽減により、再建を行うためのスキームとして利用されることが少なくありません。債務が消滅し、資本が増加することにより、債務超過の解消という効果が生じるケースもあります。一方、債権者にとっても、債権の全部又は一部を全面的に放棄しないで、その一部を株式に交換しておくことによって、将来、再建計画が成功し、株式の価値が上昇したときに、キャピタルゲインや配当収入を得ることが期待できるメリットがあります。また、債権者としては再建企業の株式を取得することにより、経営に関与することも可能となり、モラルハザードを防ぐ効果も期待できます。 参照

 

以上

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