財閥セントラルとイオンの比較

先日稲門会で財閥勉強会をアセアンジャパンコンサルティングの阿部さんと行いました。

阿部さんの異常なまでの財閥知識と情報収集力を皆さんと分かち合いたかったからです。

ちなみにちょっと前にイオン×BYDのニュースがありました、イオンについては以前勉強会をする機会がありいろいろ調べていたのですが

セントラルグループもタイで勉強会をやりましたので、数字の比較をすることで、

タイの特殊性、経済、ニーズの違い、財閥の特殊性が見えてくると思いシェアしてみます

セントラルグループの事業は多岐にわたりますがグループでは3社が上場しており、その会社は数字がわかります

セントラルリテール(小売)売上2,620億バーツ(約1兆円)営業利益351億バーツ(約1,400億円)営業利益率13%

セントラルパッタナ(不動産/モール)売上518億バーツ(約2,000億円)営業利益164億バーツ(約700億円)営業利益率32%

センタラホテル&リゾート(ホテル・飲食)売上242億バーツ(約1,000億円)営業利益64億バーツ(約240億円)26%

上場3社のみの合計で売上3,380億バーツ(約1兆3,000億)営業利益579億バーツ(2,340億)となっています。

これら上場会社の実質の支配権はファミリーが握っています。見えている数字だけでこれはまずすごい。

対してイオンは売上10兆円、営業利益2,300億円 営業利益率2%

特筆すべきは小売りの利益率、イオンは金融事業、イオンモールなどの不動産事業により利益率を確保している一方

スーパーなどの利益率は1%程度、対して、セントラルリテールは小売り中心で利益率は10%を超えている状態です。

イオンももちろん岡田家の流れなどはありますが表面的な影響力は限定的です。

数字で見てもこれだけ違う。内容は言わずもがな、という感じです。

環境、戦略はもちろん違いますが、数字から違いを見ていくのも面白いです。

興味を持っていただいた方、より詳細な話もありますので(裏話でなく公開情報の深堀ですが)是非会話させてください。

ちなみに

来月に阿部さんの財閥セミナーがあります、参加したことのないかたは必聴かと思います!

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