日経の記事があったので読んでみました。

AI時代のサムライ業(上)代替の危機 新事業に挑む
AI時代のサムライ業(中)税理士らコンサル志向に 「人だけができる仕事」選別
AI時代のサムライ業(下)人工知能どう考える

よく、AIが普及したら会計士いらなくなる説がありますね。あまり真剣に考えるほどのことではないと思っています。なぜなら、そもそも帳簿を作るとか、税金の計算をするというような作業は機械でできたらそれに越したことはなくて本質的ではないと思うからです。そうなったらいいと思いますし、タイも早くならないかな、日本よりは下手したら10年遅れる(遠い目・・)

例えば、

数字、計算はできるとして、AIが計算して来た未来予測、計画、数字を全て受け入れて、その判断に従いますか?

ということを考えたらそれはNOだと思います。作業はできるけど、最終的な判断は人間がするんです。全ての人がAIの判断を尊重する、使うということになったらもう人間いらないですよね、経営者もいらないかも、競争は起きないですよね、仮にあるとしたら、一番いいAI持っている人が勝ち、その状態で、AIだけに頼って戦いますか?否。そこは想像はできないです。

 

会計、数字だけに限っていうと、今も昔も、数字はただの土台で、それを元に事業を理解し、意思決定をするためのツールなんです。なので、それを使って判断することを考える人は変わらず必要なんです。大上段のところですね、経営者として、現場の数字がわかりやすくなる、最適化をしてくれるとかはどんどん自動化でいいと思います、現場の感、とかもありますが、それは置いといて。後どんなにわかりやすく、グラフィックで表示されても、分析指標みたいなものが出て来ても、要は数字ということは変わらないわけですし、数字を操れる、理解して意思決定できるという人はそんなに本質的には増えないんです。グラフィックみたいなものより、経営者に必要なのは基本は帳簿が見れることですし、大枠でのね。その意味ではグラフィックなどの要件に関してはもう今のインターネットのサービスで十分です。

ただ、グラフィック化してるから、数字のことが超わかるようになった、意思決定が超迅速になった?と感じますか。聞いたことあります?個人のお金、税金に関してもそうです。グラフィック化されてから、個人のお金を管理できるようになり、お金が増えたとか、ありますか?数字というのはただの数字なので、それをまとめる方法は人それぞれで変わりますし、そんなに使いこなせないでしょ、すでに今段階でも。

エクセル前と、後だと大きく変わったとは思いますけどね、後それに連動するようなシステム。大量の数字を集計できるようになったとか、何れにしても最近の話ではないです。

 

えっと、結局何が言いたかったのか振り返ると・・

1.テクノロジー(AIほか)の普及はむしろウェルカム。現場レベルの作業を減らしてくれー。タイでは日本より時間がかかるので、日本のノウハウ早めに移植すればチャンスあるかも

2.じゃあ、何が必要なのよ、という話になると、数字をどう使うかということは上記で触れたのでもうしつこいって感じでいいのですが、海外にいるというポジショントークを踏まえると、色々なテクノロジー(AI)が進歩しても、相変わらず世界は一つにはならないし、言語、文化の差分は埋まらないと思うんですよ。ちょっと論点ずれてるかも。何が言いたいかというと、海外+人と人(ここでは異国人同士)で商売できるというのは今後いろんなことが便利になる中で、特に日本人にとっては高いバリューになると思うんですよ。翻訳がいくらリアルタイムになったって、交渉はできないでしょ、文化を理解することはできないでしょ、盛り上がれないでしょ、それは今段階でも十分です、目の前でスマホのグーグル翻訳開いて、たたけばいいんだから。

3.なので、1と2をハイブリッドで考えながら業務を行うと未来が見えるというのが個人的意見です。

 

何の気なしにAIとサムライ業書いてみたら意外と盛り上がった。そんな土曜

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