スタートアップ、イノベーションのサービスはタイの起業家からは生まれづらい

シンプルだけど、正しい。現地を見たからわかるレポート。
まず出てきていない。現地をナマで・肌で知らないから、世界を狙うという視点が計画にありながら、英語版もなければ、海外の競合及び市場の情報も持っていないことが多い。たかが英語、されど英語です。私はこのことに関しては悲観的でなく、頑張れよ!とかでもなく、単純にもったいない!と思っています。

本文参照”日本のスタートアップは、まずは日本市場からと考える場合が多いだろう。これは、ある意味では当然のことであり、足元である日本から固めていくことは正攻法の一つだ。しかし、ある程度成長し、いざ外国展開をするために英語化をすすめたとしても、似たようなサービスを提供するアジアのスタートアップが先に外国市場で浸透している可能性が十分にある。こうした状況は考えれば分かることであり、頭では理解することができるだろう。しかし、肌感覚で経験して身に付けておくことが必要だろう。VCや一部スピーカーを除けば、TIAにおける日本の存在がとても薄かったことは気になる点だ。「言うは易く行うは難し」であることは十分承知の上であるが、日本のスタートアップは将来の市場拡大を考えると、英語版でのサービス展開は早期に対応し始めておく必要があるだろう。”
➡︎少し視点は変わりますが、タイにおける個人的な視点としては、スタートアップ、イノベーションのサービスはタイの起業家からは生まれづらい、比較的スピードが遅いと思っています。理由はタイは格差社会で、優秀な人材は一律、ファミリー系財閥の大企業のために、または既得権益が利用できる商売(インフラ、不動産)などを行うのが王道です。ですので日本と比較するとイノベーションへのモチベーションが低いという印象です。既得権益がともすれば駆逐される可能性がありますからね。それをいい悪いというつもりはなくて、そのような文化なのです。それもあり、他の国の人が進出したりサービスを提供しているのでしょう。配車サービスのGrabもタイの会社ではないですし、eコマースのLAZADAもそうですね。そんな国ごとの視点も入れながら、海外、国を決めたり、リージョンで見たりして考えることに頭を絞るのも楽しいかもしれません。考えるのは無料ですし、と個人的には提起したいところです

【最終回】日本からの参加は少数、アイデアに富むアジアのスタートアップ

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