自他ともに認める大前研一マニア森場

 

大好きな思考を持つビジネスマン大前研一

著書・共著含めると100冊以上の本を出版しています。

 

私はそのほぼすべてを網羅、彼の思想に心酔し、

実際に大前さんが経営しているアタッカーズビジネススクール、

BBT大学でも学びました。

 

日本では大好きな人もいれば知らない?人もいる大前さん。

英国エコノミスト誌の1994年のグル特集では経済界に影響を与える「世界のグル5人」の中のひとりとして選ばれているほど世界的な発言権、影響力はすさまじい。

 

マッキンゼーのコンサルタントの元祖として有名で

現在のマッキンゼー最強説、問題解決という方法論の基礎を作る。

コンサル先は国家レベル、シンガポール、マレーシアの国家アドバイザーとしても活躍。

(今日のシンガポールの発展の一端は大前さんが担っている?)

 

NIKE,IBM等のグローバルカンパニーの取締役も経験、

自身が経営する株式会社ビジネス・ブレークスルーはマザーズの上場会社

早すぎるスピード感と経験、最近注目されているインターネットを経由した学習、

ビジネス・ブレークスルー(BBT)はインターネット経由で学ぶ授業を10年以上前から実践。

すげー

語りだしたらきりがないのでおすすめ5選の紹介いこっ

 

そんな大前研一の著書のほぼすべてを読んだ私がおすすめする

大前研一の思考がわかる!かつ読みやすい本を私の読書メモ含め5つ記します!

ちなみに私は政治色が強くない、経営提言のようなものでなく理論的なもの、

大前さんの著書の中でも比較的読みやすいものが好きです。

 

①知の衰退からいかに脱出するか

考えないことへの危機感の警鐘。
日本人の可能性への言及

教育に取り組む青雲の志に感動する一冊

いま国民がいちばんわかっていないのが日本そのものがリスクであるということだ。これは、日本のグローバル企業の行動をみれば即座に理解できることである。彼らは少しでも有利な生産拠点、労働力、市場を求めて、いとも簡単に国境を越えて行動している。ボーダレスエコノミーでは、時刻にこだわること自体がリスクだからだ。実はグローバル企業というものは、どこも母国には期待してない。もちろん母国だから「よくなってくれたらいいなあ」とそれくらいには思っているだろう。しかし、「母国がだめでも世界で生き残るぞ」というのが彼らのメンタリティである。となれば、個人もこのメンタリティを持ち、それに基づいて行動すべきである。特に日本のような閉鎖的で制約が多い世界では国内にこだわればこだわるほど損をする。

次世代リーダーに育成、人材教育が私の仕事

それでも私は、日本に変わってほしいと願っている。こんな低IQ社会のままの日本でいることが、世界をみていると情けなくてたまらない。日本人のメンタリティが右左に大きく触れるものなら、いつかそういう日は来るかもしれない。しかし、それを待っていたら、本当にこの国はだめになってしまうと思い、人生の後半は人材育成教育に捧げようと決めたのである。私が人材育成に執着するのは、こういう理由からだ。一人でも多くの日本人が目ざめた個人になること。そうして、国に頼らず、自分の足でしっかりとたつ生き方をすること、世界で勝負する力を身につけること。その上で、生活者として豊かな人生を送ること。それが私の願いである。私もすでに還暦をとっくに過ぎ、残された時間は決して長くはない。しかしそれでも希望は捨てず、これからも人材育成という大事業に毎日関わり続けていこうと思っている。

②サラリーマン・サバイバル

人生を変えた一冊。
自分がぬるくないのか、

がんばっているのかを常に意識していかなければならないと気付かされた一冊

日本には「知的ホワイトカラー」がきわめて少ない。人口の絶対数が少ない性もあるが、日本人の最も深刻なハンディは、世界の共通語になった英語が使えないことだ。これは致命傷である。「知的ホワイトカラー」の作業は、常に相手とのコミュニケーションが必要となる。しかも、複数のチームを世界中で動かさなければならない。だから英語が必需品なのである。若いサラリーマンは、一か八かで思い切った勝負をかけて欲しい。最もし失業したとしても、今の日本では食い詰めることはない。失業保険をもらいながら職業訓練所に通って手に職をつければ、十分食べていくことができる。失敗しても、やり直しがきくうちは大丈夫だ。私は、人は30歳までに3回以上失敗すべきだと思う、なぜなら、私の経験では、失敗したことのない人間や組織は思い込みがあって非常に怖いからである。失敗しなければいけないなら、失敗しても恥ずかしくなくて、やり直しのきく若いうちに失敗した方がいい。人生はスキーと同じで、転びそうになったら転んでしまった方がいい。それを我慢して転ばないように転ばないように滑っていると、いつまでたってもへっぴり腰でしか滑ることができない。つまり、失敗を恐れて思い切ったことにチャレンジする勇気が持てないのだ。そういう人間が今の教育制度ではエリート呼ばれているわけで、成功するためには失敗しなければいけないこれからの時代は、エリートほど成功の可能性が小さくなる。本当に実力のある人間とは、失敗しても「必ず次は成功する」と開き直ることのできる人間なのである。運命は自分に投資することで開ける。「知的に怠惰でない」ということだ。知りたいと思ってことは調べ、経験してみたいと思ったことは経験し、行ってみたいと思ったところには行かなければならない。「自分はそこまでやりたくない」という知的に怠惰な人は、倒産やリストラの餌食になるだけである。

常に新しいことに挑戦しよう。要するに、もはや「会社を選ぶ」時代ではないのである。なぜなら、この世の中にサラリーマンにとって「いい会社」判定ないからだ。会社は社員のために存在しているのではなく、経営者や株主のために存在しているのだ。ということは、会社に勤めるのではなく、自分で気に入った会社を作るべきなのだ。私は基本的に若い人にサラリーマンは進めない。自分で友人や仲間と一緒に企業し、失敗したらまた1からやり直して、成功するまで企業にチャレンジしていくのが一番いいと思う。

③最強国家ニッポンの設計図

日本への夢、期待、戦略を国家レベルで考えた渾身の一冊。
政治をあきらめメッセージ性が入ったこの本は必読。

世界で日本にしかないのが私鉄である。東急、西武、小田急、京王、阪急、阪神、南海などの私鉄は、単なる鉄道会社ではなく総合ディベロッパーであり、東京と大阪にスラムができなかったのは、私鉄が大きな役割を果たしたからだ。世界中の大都市は貧困層が都心部に残ってスラムができるという共通問題を抱えているが、東京と大阪では、私鉄が沿線に住宅地を造成し、駅周辺にデパートやスーパーなどの商業施設を造ったことによって、都市の住人が郊外50km圏位まで広く散らばったのである。日本私鉄は、いわば小さな国家の形態を備えており、そのようなモデルは世界に例がない。健全な中産階級を造るために物理的に大きく貢献しているのだ。

社員が「安住」する会社は国際市場では安住できない
日本が停滞しているのはコンテンツが枯渇下からではない。今でもグローバルに通用する産業と人材はたくさん持っている。例えば、秋葉のゲーム産業やアニメ・漫画は日本がぶっちぎりで強い。この領域には韓国屋中国、インドなども力を入れているが、日本人のワイルドでクリエイティブな発想には手も足も出ない状態だ。意外かもしれないが、音楽の世界でも日本人は強い。特にバイオリンとピアノのレベルは圧倒的に高い。世界に日本人バイオリニストがいない一流オーケストラはほとんどない。東京では1週間に200以上のコンサートが開かれており、この数はニューヨークやパリやロンドンの比ではない。鈴木・メンバーソード、バイオリン教室やヤマハ音楽教室が全国にあった音楽教育の底辺が広いうえ、東京芸術大学や桐朋学院などでレベルの高い人材も次々と生まれている。
スポーツの世界も同様だ。野球のイチローはもとより、テニスやゴルフ、フィギュアスケート、水泳などで世界的に活躍する選手が続々と登場している。重要な点は、音楽家やスポーツ選手も、塾や親の指導という文科省の学習指導要領とは無関係な環境から育っている。この事実は、「開き直った日本人」「裸にした日本人」は非常に強いことを証明している。

④大前研一通信特別保存版PartIII パスファインダー <道なき道を切り拓く先駆者たれ!!>

努力をすることを後押ししてくれる一冊
新しい世界に飛び込める人は少ない。
21世紀は新しい世界に飛び込まないと勝てない。

そこで21世紀の若者たちに言いたい。これからの時代、かつて安全として疑わなかったエスカレーター式の人生なんてないということです。もう銀行も安全な時代ではない。あえて、失業してみろと言いたい。一度、全てをなくしてしまえばゼロからのスタートですからね。
世界を見渡せば、成長のチャンスはいくらでもある。ウクライナでもベトナムでも、あるいはカザフスタンでもナイジェリアでも、どこでもいいのですが、そういう国へいってまともな勝負をしてみれば、日本人は絶対に強い。旧共産圏へ行くと楽だぞ。資本主義の中で生きてきた経験を持つ人が少ないから。
日本人は気概も覇気もない民族に成り下がってしまった。未だに世界から愛される製品を作り続けていられるのは、戦後第一世代の遺産が大きいからだ。情けない話だが、このままでは間違いなく日本人はアンビションを持った中国人や韓国人にグローバル企業に置いては使われる立場になる。
若い人達が再び上昇志向に燃える世代に変わっていくことはないでしょうね。偏差値で染まった行動パターンや思考パターンは、そう簡単に変わりません。でも、これは後天的に獲得したものにすぎないから、中には変わる人も少しは出てくるでしょう。だから「変わらなきゃ」と思った人から変わればいい。金融危機とか不況とか行っているけど、実はこういう時こそチャンスなんです。もっと世界に目を向けてみろって。いま私が若かったらウクライナに行くよ。「そんな蓄えはありません」とか言うけど、失業保険の他に200万円もあれば無効で10年は暮らせます。そこでゆっくり現地の言葉でも覚えながら、日本で培った経営に対する感を持って仕事をすればこれは強い。200万円の蓄えは日本だと心細いけど海外へ行けば使いがいがあるんですよ。
もし変わることができたら、その人にとってはすごく楽ですよ。だって、同世代の人間が何もやってないんだから、そもそも競争がない。だから、これはラッキーと思って自分だけが変わればいい。「この国をどうしますか?」なんて考えなくていいんですよ。答えは簡単。この国は最後は君たちを裏切る。君たちを捨てる。国のことを考える暇があったら、自分をピカピカに磨いておけって。ヤフーやグーグルで調べて満足してないで、実際に世界に出て行って勝負してみろよ。

 

⑤ビジネス・ウエポン 生き残りたいサラリーマンのための発想術

世界を夢見て地球儀をかかえて寝る。
著者の姿が目に浮かび情熱を感じた一冊。
自分もそのようになっていきたい。

 

今の日本人は、世界地図や地球儀を真剣に見ていない人が多いのではないだろうか。世界で活躍する自分を夢見て、世界地図をにらみながらビジネスプランを練る訓練をすべきだと思う。私は、世界に展開するビジネスプランをあれこれ考えながら地球儀を抱いたまま寝てしまい、妻から不思議な目で見られることもしばしばだ。しかし、日ごろからそういう心構えや態度でいないと、世界と互角に戦えるサラリーマンにはなれない。私は日本を、世界に通用するサラリーマンをたくさん産む国にしたいと思っている。

戦後成長した企業経営者の発想を学べ
一方私がコンサルティングの仕事を通じて薫陶を受けた戦後日本の偉大な経営者たち―松下電器産業の松下幸之助さん、本田技研工業の本田総一郎さん、ソニーの森田昭雄さん、オムロンの立石一真さん、ヤマハの川上源一さん―は、みんな強力なビジネス・ウェポンを持っていた。この人たちに共通するのは、いわば”非常識主義”とでもいうべきもので、「なぜそうなるのか」「おかしいじゃないか」「本当はこうあるべきじゃないか」という考え方である。この発想方法が、戦後日本の灰燼の中から世界に冠たる大企業を育て上げたといっても過言ではないだろう。

 

まずは一冊、好きだったら続けて複数行きましょう!

古い本はアマゾンでも安く買えます。投資額としては少額

効果は無限大!

 

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筆者紹介:森場 忠和(もりば ただかず):facebook 

moriba

タイ・バンコクで2013年より会計事務所J-CROWNを経営している公認会計士です!

  • 日本からタイへの進出を考えられている方、すでにタイ進出済みで会計・税務・法律で悩まれている方からの”相談無料”
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