タイの進出企業数は増えているの?JETROのデータ検索と、そこから感じる現場感をコメント

 

データ:「タイ日系企業進出動向調査 2014 年」調査結果について 2015年6月19日

活動が確認できた日系企業数は 4,567 社。進出企業数は2008→2014年 過去6年間で 683 社の 増加

最近の進出状況の推移をみると、次のような傾向がみられます。

サービス業の進出数が製造業を上回る。中小企業の進出数が大企業を上回る。

調査方法

(1)調査対象:2014 年 11 月時点でタイ商務省事業開発局が管理する企業データベースに登録された日系企業 8,890 社

(2)調査方法:アンケート送付及び電話によるヒアリング

増えてるね、まーサービス業が増えてるわなという感覚。

 

会社数だとこちらのデータがJETROにあるけど、このデータに信憑性を確認するために行った追加調査という感じね。商工会議所は主に大企業(J-CROWNも入ってますw)、そのため入ってない会社も含めると確認できているので、ほかに約3,000社ってことですね

企業数:1,707社 備考:バンコク日本人商工会議所会員数(2016年4月末時点)

※なお、商務省に登録されている日系企業は、休業中や撤退した企業を含むものの、累計で8,890社(2014年11月時点)に上る。JETRO HP

 

サービス業の進出が加速、まだまだ盛り上がってる。特に卸小売、小売業が多いんだね。専門サービス業、おっうちはおそらくここか。

業種別に構成比をみると、「製造業」が全 体の 47.0%、「サービス業」が 49.5%を占めました。「サービス業」の内訳では、「卸小売、小売 業」1,082 社、「専門サービス業」196 社の順に多くなっています。

卸売り、小売り。消費者のための日系の商品が流通し始めている。結構多いのね

サービス業の内訳をみると、全期間を通して、「卸売業・小売業」が多くなっています。直近の 2010-2014 年では、「専門サービス業」(53 社 コンサルタント、会計・法律事務所、職業紹介な ど)、「飲食店」(35 社)などの進出が増加しています。

当たり前だけど大企業は結構多い

 

日系企業の出資者について、企業の規模別4にみると、大企業が 1,884 社(全体に占める割 合 50.5%)、中小企業5 (同 38.2%)が 1427 社、個人が 420 社(同 11.3%)となっています。

 

ちなみに中小企業の定義はこれ、大企業結構でかいね。

中小企業基本法第 2 条の定義による。(業種:従業員規模・資本金規模)

・製造業・その他の業種:300 人以下又は 3 億円以下

・卸売業:100 人以下又は 1 億円以下、小売業:50 人以下又は 5,000 万円以下

・サービス業:100 人以下又は 5,000 万円以下

 

でも最近は中小企業の進出が加速してますね

 

1995-1999 年の期間以前は大企業による進出が過半数以上を占めています。しかし、直近 2010-2014 年 では中小企業の進出数(362 社)が大企業(276 社)を上回っています。

 

はい、以上!

 

物足りない?長い?

 

私はもうお腹いっぱい。ただ、実感でデータを見るのはおもしろかった。進出数は肌感と一緒でやっぱり増えてる。「タイは成熟してる」「タイはもう市場としてはない。」「タイに進出する意思決定はどこもしてない」とたまに言ってるのを聞きますが、データで見てもそれはないですね。

 

大企業もまだまだ進出してきてるし。やれることはたくさんある。特にサービス業。

 

そんな振り返り。

 

気軽な進出相談等、いつでもください。タイは日系企業の力によりまだまだ盛り上げることはできる。そう思います

アイキャッチ画像

 

 

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