デザイン系のビジネスマンで好きな人ができました。水野学
たまたま手に取った書籍でその名前を知る。こういう奇遇な出会いがあるから本屋は楽しい。その他の著書もすべて買った、その他の本2冊(現状時点)も読んだけどいい感じ。
友人と会って打ち合わせをしているときに、イメージ、デザインの話になったんだけど、いろいろ話す中でいい案が出てこない。。なんでだろう?と考えたときにこの本に答えがあった。
「センスは前提となる知識の量で決まる」という表現
基本的には後天的に獲得する圧倒的な経験、知識量がセンスを作っていくというもの。いろんな考えがあると思うけど、すっときた。いいカフェってどんなカフェ?と聞いたときに、2件くらいしかカフェに行ったことがない人と、100件行ったことがある人とでは想像できるイメージの量が違うし、アレンジも違う。感じる量も違う。そんな当たり前の気づきがあった本。
私自身は好きでビジネス本をよく読みますが、非常に偏ったジャンルを読んでいる。ただ、おすすめの本はというといろいろでてくる。ちなみに24歳からの後天的な癖なので最初から好きだったわけでもない。本を読むのは好きだけど。その意味では、小説とか、デザインのインプットというのは思ったよりも入れていない。特にデザイン。そんなインプットを入れたいなと思う機会があり。
日本にいるとタイでは考えないようなことを考える。デザインっていうのはある程度成熟された国において考えるのかなとも思う。ものがあふれて、食べ物があふれて、その先にはなにが見えるの?かっこいいとか、きれいとか感性に訴えかけるもの、デザインはそのひとつ、ブランドもそのひとつ。
そんなことを考える昨今、これからの人生の楽しみが増えた。量を入れること、こなすこと、脳で生成すること。そして、コンピュータではできないことを考えることで見えてくる未来を想像することはとても楽しい。センスは買えないけど、量で作り出すことはできることがわかった、ただ時間はかかる、代替はできない、そんな部分に魅力を感じる。そんな気づきがあるすばらしい今日