大企業でも全然違う、そんな違いを対談形式で見てみようと思い実行

モリバ:監査法人トーマツ出身

妻(チヒロ):三井物産出身

モリバ:常識が違いすぎる、っていう気付きから対談しようと思ったんだ

妻(チヒロ):違いが分かったのも、それぞれ違う2人が結婚したからわかったよね

モリバ:2人とも辞めたから初めて語れるみたいな部分もあるよね、別に批判じゃないけど、自分がいるときに、自分のいる会社の話をするのはどうかなって感じだからね

■席順ヒエラルキーの話

妻(チヒロ):たーくん(モリバ呼び名)が一番びっくりしてたのは、席の配置にめっちゃびびってたよね。役職によって席が変わってくるっていう話に

モリバ:やばいよね、びびる。大きい会社すごいなーって思ったよ

妻(チヒロ):行ったことあるでしょ?クライアントの関係で。銀行とか、支店長を頂点としてピラミッドになってるし。

モリバ:まーね。

妻(チヒロ):入口の末席から、一番奥の部長席まで25年かかるってことにびっくりしてたよね

モリバ:確かにそれにはびっくりした、どういうモチベーションで25年いられるのかっていう部分に、申し訳ないけど

妻(チヒロ):会計事務所の並びは?

モリバ:そもそも席がないんだよね、フリーアドレス、会社いくときあったら好きな場所座って作業する。いまでいうとコワーキングスペースみたいなイメージ?お客さんのところにいってるから席いらないんだよね。

妻(チヒロ):席の位置づけで自分の会社の位置づけを植え付けるというのが会社だと思ってた

■辞める辞めないの話

モリバ:うーむ。そうかもね。。その常識わかんないけど。ちなみに仕事の内容、規模は全然違うけど、スピード感、年数への意識が全然違うよね。それは衝撃的すぎる

妻(チヒロ):たーくんは、現在そのままいたら10年目?同期はどのくらい残ってる?

モリバ:20%残ってるかな?

妻(チヒロ):どのくらいでやめるの?

モリバ:だいたい、会計士の試験に受かる4年目から5年目くらいで辞めちゃうことが多いよね

妻(チヒロ):なるほど、それ全然違うね。4年目辞める人。ほぼいないもんね。

モリバ:若くても年取ってても関係ないからね会計士は、そもそも入ってくる年齢がバラバラだし、20代前半から40代まで入ってきて同期だから。入った年次で決まる

妻(チヒロ):全員一括採用同い年じゃないんだよね?

モリバ:そうだね。受かって、入った年次で決まるから年齢はバラバラ

妻(チヒロ):上下関係とかはどうなるの?

モリバ:入った年次で決まるね

■商社ってグローバル

妻(チヒロ):違うところは、外国人の入社する人いないよね?

モリバ:いない、外国人?ハローみたいな。

妻(チヒロ):日本の入社試験で入ってくるんだよ。

モリバ:全然違うね、すごいね、さすが商社、グローバル

妻(チヒロ):入った時点で、外国人と接さなくてはいけない。何年目でも。

モリバ:商社の人って英語できるの普通、あとその他の言語できるの普通だよね。会計士の人って基本日本語しかできない

妻(チヒロ):海外出張の時は?

モリバ:全部通訳がついちゃうからね

妻(チヒロ):会計士さんは言語苦手?言語の感度高くない?

モリバ:やる気ない、必要ないと思ってる。なくても食えちゃうと思ってるし。

■独立心、プライド?

妻(チヒロ):なるほどね、ちなみに1人で食えるって話しから考えると、商社は1人って意識ないよね。組織って感じ。会社のネームバリューに感謝してると思うよ。商社の人ってプライド高い、派手みたいなイメージあるけど会計士の人の方がおれ1人でやれるみたいに考えててプライド高い人がよっぽど多いのかな?

モリバ:結果的におれおれみたいな人はいるよね。1人でやってけるっていう自信はある人は多いよね。あんま元は派手な人はいないけどね

妻(チヒロ):商社の人は集団生活が大好き、土日集まってBBQしてみたり部下の誕生会してみたり

モリバ:それはないなー、なんのために?

妻(チヒロ):部署の絆を深めるためにじゃない?個人行動をするってことがあまりないよね。海外勤務だと特に同じコミュニティ、会社でしょっちゅう集まってりするんだけどその名残もあるのかも

モリバ:組織って意味ではいいのかもね

妻(チヒロ):経営っていう意味ではいいかもね、結束が高ければ高いほど辞めづらいし。

モリバ:もともとそういう人が入ってるのかな?属性があってるってこと?

妻(チヒロ):体育会の人とか多くて、集団生活に慣れてる人多いかも。

モリバ:会計士の人社交性あんまりないからね

妻(チヒロ):どういう人がなるの?

モリバ:学生合格だとがり勉かもね。ただ、だいたいの人って会社にいったん勤めた人が手に職付けたいっていってやめて3年くらい勉強して入ってくることが多いかな

妻(チヒロ):辞める時点でけっこういまの会社愛せてないのかもね

モリバ:そうだろうね。会社辞めて仕事してない状態で、だいたい3年は1人で勉強やらないといけないから粘り強い、個人主義の人多いかもね。学生時おれは周りが遊んでる中勉強してたからいいけど、ほとんどの人は周りの人ががっつり働いているときに働かずに3年勉強して入ってくるわけだから。

妻(チヒロ):気持ち半端ないよね

モリバ:確かに、想像つかないくらい。特に一回勤めて辞めて、3年くらい修行僧みたいな生活して勉強してきた人はおれから見てもすごいと思う。自分が頑張ったみたいな気持ちとプライドは高いかもね

妻(チヒロ):そういう意味で言うと、商社の人って一般的に年収高いじゃない?そのお金による恩恵はあるんだけど、それを全部会社に感謝してるみたいなところあるよね

モリバ:それわかんないなー、自分が頑張ってるからじゃないの?

妻(チヒロ):もって最初の10年じゃないの?営業最前線だったらいいけど管理職になっちゃったら。。?

モリバ:管理職意味あるけどね

妻(チヒロ):管理職けっこうもらってるからね、こんなにもらっていいのかっていう変な罪悪感みたいなのもあるのかもね。営業だったらわかりやすいんだけど、そうじゃなくなるとね。会社に申し訳ない気持ちが増えてくる、あと忠誠心みたいなのもあるし。そこの微妙なバランス。

モリバ:日本トップクラスの人事だからいろいろ考えてるかもね

■上下関係について

妻(チヒロ):あとは、会計事務所も男世界だけど、なんか違うよね。縦厳しい?

モリバ:いや全然、一応上下関係はあるけど。あっそうそう、上司が一人じゃない、プロジェクトごとで変わるから1人の上司に固定じゃないっていうところもあるしね。

妻(チヒロ):そこは普通のサラリーマンと全然違うね、普通上司と部下1対1だからね。その人に好かれないとうまくいかない。その上司との関係べったりが会社への愛着心になってきたりするのかもね。

モリバ:あるよねー、いや全然わかんないし共感できないからうそか

妻(チヒロ):独立心の割合が全然違うよね

モリバ:タイミングだよね、独立なんて、やりたいか、やりたくないか。独立が偉いとかじゃないし。会計士は独立するのが当たり前だからみんな辞めるのあんま気にしない。辞める前提だから追わないし。トーマツ嫌いだから辞めるとかじゃなくて好きで入るけど、独立するから辞める。辞める人が悪いわけじゃないし、残ってる人、わりと優秀だと思うよ

妻(チヒロ):自分の力が発揮できるから残ってるの?

モリバ:大企業だから出世レースが一応あるじゃん。その出世レースに勝てないと思ったら辞めたらいい。まー独立ありきの人が多いから出世とかあんまり関係ないんだけどね。残ってる人も好きだから残ってるって感じだし

妻(チヒロ):商社は辞められない。

モリバ:その辺の違いかな。商社の人能力めちゃ高いけどね。独立してる人半端ない

■飲み会は?

妻(チヒロ):激しく飲む?

モリバ:商社の人と比べたら比べものにはならないね、接待とかないからね基本。チームで飲むとかあるけど、毎日飲んでもねって感じだから、接待の量の問題じゃない?他の人は合コンとか

妻(チヒロ):合コンはみんないってた?

モリバ:年代が違うから特定の人だけ。結婚してて入ってくる同期とかもいるし。だからみんないくっていうか行きたい人が行くみたいな

妻(チヒロ):商社は行きたくない人でもいかなくちゃってあるみたいよ

モリバ:ないね、年齢も違うし、ステージも同期で違うし

妻(チヒロ):なるほど一括採用じゃないとそんな部分で違ったりするのね

30分の会話、短くまとめてこんな感じ。いろんなトピックが出てきた。気づきがいろいろあるんですよね。今後もいろんなテーマで妻と話していきたいと思っています。

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