ライフスタイル、確かにそれしか興味でないね
稼ぎたくない、モノが欲しくないとかとは違う、
どう稼ぎ、どう使い、生きていきたいか。
インターネット、3Dプリンター、個人として自由になった現在でどう生きていくか。ずっと思っていたワクワク感、未来への思いが言葉として記されていて興奮。
大量生産の時代には技術と設備と投資が必要になるため、製造業は、大企業と熟練工にほぼ独占されてきたが、それがいま変わり始めているとアンダーソンは指摘する。理由は「モノ作りがデジタルになったからだ」と。モノはスクリーン上でデザインされ、デジタルファイルとしてオンライン上でシェアされるようになったため、これまでの数十年間に工場や工業デザインの会社で行われてきことが、個人のデスクトップや工房でも行えるようになりつつあるという。 アンダーソンによると、メイカームーブメントには三つの大きな特徴がある。ひとつは、デスクトップのデジタル工作機械を使って、モノをデザインし、試作すること、つまりデジタルDIY。二つ目はそれらのデザインをオンラインのコミュニティで当たり前に共有、仲間と協力すること。三つ目はデザインファイルが標準化されたこと。このおかげで誰でも自分のデザインを製造業者に送り、欲しい数だけ作ってもらうことができる。これが、発案から起業への道のりを劇的に縮めている。 これらの特徴を伴った新たなデジタル時代の市民のモノ作りは、原点回帰でもあると彼は言う。「いま僕らが目にしているのは、新しい時代の家内工業への回帰だ」。
デザイン(デザイナー)だけが残る、人のクリエイティビティはそこに集中する
私の一番仲のいい友人は言いました。その友人とはいつも未来の話をします。近い未来にものはすべて自動で作られる、既製品、一般的な製品を作るということに関する価値はなくなる。ただ、デザインはなくならない。そんな10年前に話した会話の糸口がこの本にありそう。
カスタマイゼーションという言葉も気になる。
あらゆるグッズのカスタマイゼーションを手掛ける、推定時価総額二億七五〇〇万ドルの企業ザズルの共同創業者ジェフ・ビーヴァーは、カスタマイゼーションによる恩恵を「消費者は初めて自分の運命を自分でコントロールできるようになった」とこの本で語る。「カスタマイゼーションは、今日の大量消費の世界で最も大きなトレンドだ。それは、消費者がいつも望んできたことが、テクノロジーの発達(最も顕著なのがインターネットとオンライン・デザインツール)によってかない、大量生産品と同等の価格、品質、スピードで提供できるようになったからである。それにより、消費者は初めて自分の運命を自分でコントロールできるようになった。
何このサービス知らない、タイでもできないの?
このようなデジタル時代のハンドメイド、カスタマイズの潮流に乗って、学生が瞬く間にビッグビジネスにした例がある。Tシャツという最も汎用的な衣装で、ユーザーのカスタマイズをコンセプトにしたビジネスを手掛けるのが、アメリカの「TEESPRING/ティースプリング」。二〇一一年にサンフランシスコのブラウン大学に通う二人の大学生が始めたこのビジネスは、一般ユーザーがオリジナルのTシャツをデザインしてサイトに送り、それをネットで見た購入希望者に通信販売するというサービス。デザインした者には、あとで売れた分だけのロイヤリティが入るという仕組みだ。最初は数百枚の売上だったが、二人がスタートアップ・べンチャーのYコンビネーターからの資金調達に成功
日本の製造業とクリエイティビティをビンビンにすれば超チャンスありそう
鎌倉ファブラボの設立にも関わっている、日本でのメイカームーブメントの牽引役である慶應義塾大学環境情報学部准教授の田中浩也氏は、この新しいモノづくり革命の可能性を著書『SFを実現する──3Dプリンタの想像力』(講談社現代新書 二〇一四年)でこう語る。「インターネットによって生まれた人と人とのつながりを、ものをつくる行為へと結集すること。それを通じて、空想と現実の距離や関係を変え、両者をつなげていくこと。この運動を〝ソーシャル・ファブリケーション(FAB)〟と名付けようと思いました。
バンコク来るから絶対会う、それまでに調べまくる
著者の方3月にバンコク来て講演するらしい。WISEでたまたま見つけた。この物欲なき世界も日本ではやってるの?タイの日本書籍のところでは見なかった、いや目に入らなかったのか。さっき買ってまだ半分、粗いレビューだからこれから数日かけて読んで研究していこう。この著者いいね。
未来へのムーブメントその行動はいつも気になる