会計士ってガンバル価値ある? ある。
公認会計士2次試験に合格したのが2005年。
ちょうど10年。
会計士でよかったー、と思うこと、
うん、あります。そんな前向きな理由を会計士受験生に向けて3つあげます。
1.1年目から大企業の会計、仕組みをがっつり見れる
これは会計監査という、公認会計士の独占業務をやっているうえでの特権ですね。
会計監査とは、
要は「企業の数字ちゃんとあってる?」という質問に対して
「はい、単に経理の人と数字を見ているだけでなく、営業の人等にも状況を聞いています、
同業の業界の状況も勉強して見ていますー。異常なしです。
ズルとするというわけでもなく、ルール・システムもちゃんとしてるのでミスってもなさそうです」
というような回答ができるようがんばる仕事です。
ついでにいうと、監査先企業のことを、根掘り葉掘り聞いて把握する⇒聞く⇒聞く
この根掘り葉掘りから学ぶことが多い。大企業、仕組み本当にすごいんです。
それが1年目から。なかなか1年目で会社の全体を見れる仕事、しかも上場会社。ないです。
私はIPO(上場)支援の仕事をしていましたが、これがまたおもしろい!!!
IPOの話は長くなるので別記事で。
ちなみに、試験勉強をしているときは、「仕事はつまんないけど給料はいいよ」という話が定番でしたが、
実際働いてみると「仕事はおもしろいけど給料はそうでもない」というのが私の感覚です。
2.気持ちいいくらいの実力主義
資格をとって実力をつけたい!
1人でも食っていきたい!実力主義でやりたい!
そんな気分で学んでますよね?
でも実際仕事はどうなの?
はい、実力主義です。実力がある後輩には昇進抜かれます。
2年目でも1年目より知識がないと「先輩、だいじょうぶっすか?」
とニヤニヤされます。
最低限の礼儀として年功序列、同期を大切にするということはもちろんありますが、
勉強、知識量が勝負になる仕事なので、さぼっていると後輩にも抜かれるような業種です。
くれぐれも仕事をはじめてから刀を磨くのを怠らないように気を付けましょう
3.会社にとらわれない、転職独立が当たり前
会社にとらわれたくない!
独立したい!そう思って勉強されている方は多いと思います。
実際、一生体についてくるものです。会社を辞めても大丈夫。。たぶん。
(私は5年働いて転職、次の会社で3年働いて、いまは海外(タイ)で独立しています)
監査法人に入っている人も会社員として働いているとかという感覚はあまりなく、
普通の会社と比べると、会社へのロイヤリティ等は希薄だと思います。
私の同期も7~8割方はもう残っていないと思います。(実務経験3年を積んだ後の3次試験合格後が退職のピーク)
最後に
いまがんばっている受験生、何年勉強していますか?
私は3年勉強しました。(3年が合格までの平均ですね)
楽観的なこと、努力が報われるとか甘いことは言いませんが、
楽しいことの前の我慢勝負です。我慢できなくなった人が負けます。
逃げ道、違う方がいいかもという邪念を持っている人は負けます。
ただ前を向いて戦う。モチベーションがすべてです。
(勉強ばっかり毎日する、ただの修行ですから、楽しめてる人は稀)
そんな人の後押しに少しだけなれたらいいなと思います。
がんばれ!受験生!とかいってみる。上から目線ではないです、すいません。
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筆者紹介:森場 忠和(もりば ただかず):facebook
タイ・バンコクで2013年より会計事務所J-CROWNを経営している公認会計士です!
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