国内では怪しい通称:ハイパーメディアクリエイター

⇒世界では第一線で活躍する現役クリエイター

DSC00016-225x300

ニューヨークでの作品(2009年)

紹介文:総務省情報通信審議会専門委員など要職歴任。六本木ヒルズのCMや「ルイ・ヴィトン」のアニメーションなどの映像や、ナイキの「エアマックス」、ソニーの「AIBO」など話題の商品の立ち上げを数多く手がける。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。情報家電メーカーから金融まで、あらゆる業種業態をクライアントに持つ。

⇒なんかよくわからないですよね。とりあえずすごそう。さすが。

 

1990年台日本のマスメディアで活躍、青山のど真ん中でオフィスを構え、デジタル、ものだらけの日々と送る。

21世紀に入ってから生活の中心をロンドン、バルセロナと移す。

旅をしながら仕事をする、その移動距離が半端じゃない。

ハイパーノマド

氏の発言「アイデアは移動距離に比例する

という言葉は様々な場所で引用されあまりにも有名

 

交友関係も幅広く、サッカー中田も知り合い?40歳の彼の生活を追った動画,特に移動距離はすごい

高城剛の著書、グローバルな風景、早すぎる時代感がクリエイティビティをビンビン感じます!

さあ、おすすめ5選(読書メモ付き)いこう

 

①ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ

最先端への考え方を感じる一冊。ここ最近よくいわれはじめているノマドスタイル。当該考え方を記した2006年の一冊。圧倒的に早い。常に最先端の情報を知りつつも、真理を追い、時代の先を意識している著者の考え方が好き。情報ダイエット、創造、ハイブリッドは重要ワード。

今後最も重要なのが情報ダイエットである。実際のダイエットでもそうだが,余分なものをとらずに,バランスの良い体を目指すことはとても重要となる。まず入ってくる情報を制限する。今身の回りにある情報装置を考えてみよう。インターネットに繋がれたコンピュータ続いて、携帯電話、写メール,もちろんテレビやラジオ,そして新聞に雑誌などきりがない。さて時間を区切って情報を制限することやアクセス頻度を低くするなど情報ダイエットの方法はサマッザまだが,思い切って何かを辞めてみるのは同だろう。実際のダイエットと同じでケーキなどを家に買い置きしておいてダイエット中だからといって食べない,ということ程リアリティがないものはない。もし本気で情報ダイエットに取り組もうと考えるのなら,ネットオークションでテレビを売るか友人に預かってもらうことをお勧めする。多くの人にとってテレビをやめることは思いのほか大変だからだ。
クリエイティブ力をあげるコツ
人類の最大の特権してだからこそ最大の産業にしなくてはいけないのが創造産業であると思う不動産でも石油でもない。だから僕はどんな時も創造することをあきらめない。それが人間の最後の可能性であると信じているからだ。妄想と呼ばれてもいいじゃないか人に迷惑かけなければ。クリエイティブ力をあげるにはとにかく他の人の作品をききまくる見まくるこれが一番である。インプットをあげればアウトプットもあがる。出してばっかりでは枯れてしまう入れてばかりだと太ってしまう。ぼくは一から新しいものを作るという発想をもっていない。きっと僕の頭の中のどこかに既に完成している物語があってそれをちょっとずつ思い出すという思考法をとっているのだ。だからアイデアは断片的に表れ最後に一つになる。まさにノンリニアな作り方である。多くの人がクリエイティブに力を注ぐと国民のクリエイティビティがあがり国として活気が出てくる。だからこれからの日本は創造産業にもっと力を注ぐべきだろう。
繰り返すがこれからの日本のスタイルを一言でいうと僕はハイブリッドだと思う。ハイブリッド車を世界に広め、携帯2台を同時に使う日本人。今実際にいる場所と今モバイルでいる場所の、いわばリアルな世界とネットワークの世界が同時に存在するハイブリッドライフ。職業を二つ以上持ちできることなら二つ以上の場所で暮らす2地点居住。インターネットの基本もリスクマネージメントも分散が基本にある,分散しているのに,合わせると力が倍増するようにことハイブリッドなライフスタイルとはそんなことである。ではそのためにはどうしたらいいか。最後に主な項目を箇条書きでまとめてみることにする。
①一つのことにこだわりすぎず,可能である二つのことを平行して進める柔らかい発想を持つこと
②組み合わせ可能なものを探したり,組み合わせるのがうまい職業の人を評価し,観察し,真似てみること
③実際に何と何を組み合わせると可能性や楽しみが広がるかを自分なりに試してみること
④マルチスペシャリストを目指し,二つ以上の分野でスペシャリストになるためにどうしたらいいか徹底的に挑戦すること
⑤生活時間帯を見直し,住む場所を見直し,職業を見直し,自分なりのバランスポイントを早急に探し出すことなどである。

 

②高城 剛と考える 21世紀、10の転換点

未来のライフスタイルを中心に記載

<情報・通信>

映像がコミュニケーションの主役になる

通信の世界で今後の主役となるのは映像だ。というよりも、すでに主役の座に躍り出でいる。現在、世界のインターネットトラフィックの80%はすでに映像データが占めるほどで残りがウェブやメールにすぎない。これが2020年にもなれば、99%が映像になっていることであろう。メディアの世界では活版印刷という活字媒体が創造され、以後はラジオ、テレビ、そしてインターネットと進化を続けてきた。表現も文字、音声、映像、双方向へと進んでいる、当初インターネットでは文字ベースによる情報が圧倒的であったが、映像の圧縮技術の向上や通信回線の拡充、カメラ付き携帯端末など映像制作機器の多様化と普及などにより、進化にあわせて映像が使われるシーンが広がっている。

なにより、映像を見れば伝わる。言語を超える力を持っており、映像情報にかなうものが他に見当たらない。クリッカブルな映像こそがあらゆるメディアと表現者の未来となる。どこかで台風が起きて、大変な被害が起きているといっても、どのような有り様なのかは、映像を見れば一発でわかる。テキストや音声では伝えきることが難しい。商品の不備に社長が陳謝したと書かれていても、実際の謝罪会見を見なければ、どれほど真剣なのかわからない。外国からやってきた友人に舞妓さんの素晴らしさを口で説明しても理解してもらえないでろうが、映像なら1分もせずにおおよそのことを伝えることができる。

人間は五感の中でも、特に視覚を中心に発達してきた生物であって、そこから得られる情報はコミュニケーションにおいても最も重要なものとなる。映像によるコミュニケーションの利点は、言語の通じない外国人に対してもある程度意図を伝えられることにもある。つい文字で説明しようというところに、日本が国際社会で活躍できない一端があるように思えてはならない。

③オーガニック革命

先をいくクリエイター。次に目を付けたのはオーガニック。
オーガニックな食事だけでなく、オーガニックなライフスタイルはなにか?という問いかけは新鮮

多くのコミュニティを行き来し、実際に目で見たもの、あった人から、自分なりの情報を集め、分析することが可能になったのは、実はこの数年の話である。机の上でコンピュータばかり触っていたり、高層ビルで会議ばかり続けていても、わかったような気分になるだけで、事実と違うことが多い。知りたいのは未来のことで、その潮流がインターネットに乗ることは、まずない。インターネットに文章や写真が出た時点で、ほとんどの場合がすでに過去の話だからだ。また本当に大切なことがインターネットに出ることは滅多にない。これが、僕がインターネットは古い、という最大の理由である。これまで人間の移動を阻んできた国籍や人種、言語あるいは仕事といった壁を軽々と飛び越える自由な人々。21世紀は間違いなく、そういうハイパーノマドともいうべき人々が活躍する時代になっていくはずだ。彼らは真実を知っている。この先、世界がどうなるかを、自分たちの目で見て、肌で感じているのである。このハイパーノマドとは僕の言葉ではない。フランスの経済学者で哲学者であるジャックアタリの言葉だ。彼はこれから世界はどこでも仕事ができ、暮らしていける500万人から1000万人のハイパーノマドと生活のために移動せざるを得ない何十億の下層ノマドにわかれていくと、断言している。世界的な勝ち組、負け組の分岐はこれからなのである。
僕にとってのオーガニックとは、もっと人間の本質や考え方、生き方全般に深く関わる。ライフスタイルそのものなのだ。それはこれからの人生をより良くするための哲学であり、自分自身の精神と肉体をバージョンアップさせる処世術なのである。ただし、効率化の追求によるバージョンアップを説く従来の処世術とは、本質的に大きく異なる。

 

④人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―― スペイン サン・セバスチャンの奇跡

21世紀最大の産業は観光業、世界のスタンダードを理解した日本の観光への提言は他に類を見ない

観光にフォーカスした記述、世界中を周ったこそ感じる日本への思いは圧巻

後手に回る日本の観光政策
日本も世界に冠たる治安の良さ、美しい敷き、豊かな歴史と遺産、新幹線等の交通手段、多様な宿泊施設、ヘルシーな日本食と、外国人観光客にとって魅力的な要素がいっぱいそろっています。問題は残りの2つ、物価の高さとPRなどのコミュニケーションを含む国際感覚を持った外国語への対応の不足です。まず、観光産業界の国際感覚の違いの代表的なものとして、ホテル料金の値段設定が挙げられます。海外では一般にホテルは1部屋イクラの料金なのに、日本では1人いくらとして計算されることが多く、海外からの旅行者にとっては大きな不満となっているようです。また、言語の面でも大変に遅れていると思います。スペインの観光バスのガイドは大概3か国以上を話します。母国語の他に英語、フランス語、ドイツ語などで、バルセロナに住む多くの人も、言質の言葉である過多乱後、スペイン語、英語、さらにもう1か国話す人が多くいます。観光客用のツアーバス内では小名氏説明をたとえば3言語に分けてするバスガイドや、また著名な観光地では言語別グループに分けて案内するところもあります。バルセロナに限らず大都市の市内観光バスには、座席にイヤホンがついていて10か国語前後の言語で説明が効けるのが一般的です、これに比べると日本は英語での対応さえも十分ではないように思えます。そして円高については、これは観光産業界だけで考える問題ではないと思いますが、今後円安になった時の国家としてのリスクヘッジを観光産業に求めるべきであると個人的に思っています。

その世界顕著な例のひとつに階級社会があります日本には理解しずらいと思いますが、海外からの観光客にはいろいろな階級の人達がいてそれに合った旅のスタイルを利提案できないといけないと理解することにつながります。たとえば世界の富裕層が泊まるホテルは日本円にして最低10万円というホテルは少なくありません。日本にはいったい何件あるのでしょうか。最低資産500億円の人たち向けの旅行先はかつて中産階級国家だった日本ではほとんど見当たらないのです。同時に必要なのはこの富裕層をケアするアテンダントでしょう。この人材もほとんど今の日本にはいません。いわば高級日本観光サービスのプロフェッショナルです。そのてん韓国済州島は確実に時代に合った観光戦略を作っているように見えます。また階級とは必ずしもお金を持っている人たちを指しません。上流階級=富裕層ではないのです。かつてぼくはロンドンで仕事をしていた時に人前で自動車の所有が趣味だとは絶対に言うなと教えを受けたことがあります。自動車を趣味にすることはお金を払えばだれにでもできることです。一方クラシック音楽や美術、歴史や文学はそれなりの知識や教養がなければ話すことはできません。ものやそれにまつわる情報はお金で瞬時に入手できても知識や教養は一朝一夕ではにゅうしゅできません。そのため車が趣味のような下品な話をしたらクリエイティブ能力とセンスを疑われるというものでした。ですので、富裕層というターゲット設定も長い目で見たらそのような所得も知識もある人をターゲットにしていかないといけません。外国人の観光目的は歴史と伝統文化に触れたい、現代文化(音楽、アニメ、ファッション)、料理を楽しみたいがトップ3です。いま世界的な観光戦略はサンセバスチャンに限らずある特化したあるジャンルでメディアに格付けされることを狙っています。それはレストランだけではなくホテルも地域もすべてです。

世界を知る
そのうえで己を知る。身の丈を知る。
古いものを守り、新しいものを融合させ今を考える
そして、オープンな姿勢で、多くのものとシェアしていく

 

⑤私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明

未来志向。哲学思考。
自分の気持ちを正直に書いた一冊。
著者の既存の価値観に全くとらわれず、自分の直感を信じて、人生を真面目に楽しみきる姿勢が好き。

Q10 新しいクリエイションは,どのように生まれるとお考えですか?

新しいエネルギーを持った表現をするには,自分自身が変わることしかありません。考え方も生き方も住む場所さえも,何も恐れずに変わることが,唯一の確実な方法だと思います。かつての画家や詩人が,世界を放浪したのは,一つにはそのような理由があると思います。だから,僕はこの時代にずっと同じ町にいるクリエイターの感性を根本的に信じていません。思い起こせば簡単な話で,小学生から中学生へと成長する時に,生活や考え方は,抜本的に変わったと思います。行動範囲も大きく変わったはずです。それは変化であり,成長に間違いありません。それを大人になっても続けられることが,クリエイターであることの第一義なのです。その変化に抵抗し続けると、どこかで感性が鈍り,崩壊するでしょう。経済システムや政治やメディアが直面している問題を見れば明らかです。時代の先端をいくと自負するクリエイターは、誰よりも早く変化しなくてはなりません。それには,過去の成功体験を捨てることが第一歩でしょう。

Q13なぜこの本を書こうと思ったのですか?
僕は常に他者との関係の中で仕事を始めます。あまり自分からこれがやりたい,と言うのはないのです。出来れば働かずに遊んでいたいと言うのもあります。(笑)また、イギリスのアートディーラーの禅問答のような本があって,そう言うのを自分で書くのも面白いとも思いました。と言うのは僕も含めて,みんな自分のことを以外と分かってないと思ったからです。世の中がぐちゃぐちゃになってる時に。

Q32情報の真偽はどう見分けますか?
本物の情報を見分けるには,当たり前ですが,実際に見たものに聞くのがいいと思います。彼らは,この混沌とした時代に,真実を目で見て感じています。すなわち21世紀的高城式だと,移動距離と真実を見る目は比例するのです。そして同じように移動距離と誠実さも実は比例するのです。なにしろ,ホンモノを見て感じた訳ですから,嘘を言う必要がなくなります.世界の中の自分の立ち位置を俯瞰的に見る力もつきます。

Q67一番大切なものはなんですか?
価値観。それにちょっと先の時代性の理解。

Q74人生で,自分のルーティーンの中でもっとも大切にしていることはなんですか?
自分と話すこと、例えば,人生の分岐点にたった時に,情報を集めるのではなく,徹底的に自分と話すんです。突き詰めていくと,やる/やらないとか、最終的に答えは二つくらいに絞られる。そこでとことん真剣に考えるんです。真剣に考えた末に結論にたどり着いたらその自分の直感を信じることが大切。理屈より直感なんです。みんな、グーグルとか情報に頼り切っているけど,それは二の次。あくまで直感の後に理屈を補強するための便宜的手段なんです。だから,サーチエンジンを使う前に,どれくらい自分と向き合って,どれくらい創造できたかが勝負なのです。自分と話すことは,実は本当に大変なことです。しかし人に頼らず,自分を知る努力をすることが、いま、一番大切な時代なのではないでしょうか。

Q75高城さんにとって人脈とはなんですか?
いついかなる時でも,仕事とは関係なく,飯をおごってくれる人がどれぐらいいるか,あるいは,飯食いましょうよと誘える人がどれくらいいるか、ということ。そして,その人達の年齢層じゃないでしょうか?

 

 

グローバル+クリエイターとしての彼。は正直よくわかりません。

ただ、世界を見る!世界を知る!そして軽やかに動く

その点に関しては上を行く人はいないのではないのでしょうか?憧れます。

 

完全に変わった人ですが好きです。

未来を見ながら自分と対話しながら、一歩一歩。高城剛にも近づいていきたい、そう思います。

 

——————————————————————————————————-

筆者紹介:森場 忠和(もりば ただかず):facebook 

moriba

タイ・バンコクで2013年より会計事務所J-CROWNを経営している公認会計士です!

  • 日本からタイへの進出を考えられている方、すでにタイ進出済みで会計・税務・法律で悩まれている方からの”相談無料”
  • 些細な疑問でも結構です。私、森場が直接返信対応致しますので是非お気軽にご質問、ご連絡ください!

⇒お問い合わせはこちら又はメールアドレス info@j-crown.asiaまで

  • <バンコクでの定期開催セミナー>

<超基本>中小企業の社長のための、財務諸表の”読み方”及び”資金繰り”理解セミナー

———————————————————————————————————-

Pocket