妻から受ける思考革命

アジアで商売をやっていこう。

なぜなら、理解しやすい、気が合うから。シンプルなその答えが自分の中でヒット過ぎてリフレインしています。

 

欧米でなく、アジア、自分の中でアジアだけでやることに対するぼんやりとして迷いがあったのだなと。欧米に対するなんとなくの憧れ、経済の軸はもうあちらにはないのに。

 

それが吹っ切れた気がしました。タイでやってるから当たり前にそうなんじゃないの?と思われるかもしれませんが、いやいやそうじゃないんです、世界中すべて網羅してやろうと思ってたんです。

それがアジアにフォーカスするとなると一気に現実的になり、アジア中をもらうすることはできる!そして経済は追い風!という当たり前の気づきがあり、またワクワクしてきました。

知り合いの中村さん(ASIAIDENTITY)の過去の記載を思い出し

「同じ」だからこそ気になる「違い」

2014年にビジネススクールINSEADのエリン・メイヤーという人物が著した「The Culture Map」という書籍が大きな話題を集めました。彼女は世界中で行ったインタビューを通じてビジネスにおける文化の影響について8つの尺度で明らかにしました。タイで仕事をして色々なことを思い悩むようになった私は、その本を手に取りました。そこで私が再認識したことは、「日本人とタイ人は、極めて似ている」という事実でした。

世界の文化の中の比較でいけば、日本人とタイ人は極めて近い価値観を持っています。例えばいずれもハイコンテキスト、つまり空気を読んで日々生活しています。また、ネガティブなフィードバックを好まずさりげなく伝えることが良しとされます。これらは我々日本人、タイ人からすれば自然なことですが、アメリカ人、オランダ人、ドイツ人、などから見れば全く逆の価値観です。

一方で少し違いも見られます。例えば「信頼」の作り方。日本人とタイ人の信頼の作り方を比較すると、日本人はどちらかというと「タスクベース」。つまり一緒に仕事をすることで、相手のしてくれた行動に対して信頼を積み重ねます。一方でタイ人は「関係ベース」。つまり食事をしたりお茶を飲んだり、人間として付き合える相手であるかどうかで信頼関係が決まります。世界との比較でみれば日本人もタイ人も「関係ベース」ですが、二者のポジションには微妙な違いがあります。この辺りはタイで仕事をしている人であれば感じる部分があるかもしれません。

いずれにしても地球規模で乱暴に言ってしまえば、日本人とタイ人は「ほとんど同じ」グループに入ります。そう考えると、この「似ていること」に私たちはもっと感謝をすべきなのではないか、と私は思うようになりました。何十年もわたってアジアで最も友好的な関係を作ってきた日本とタイ。わずかな「違い」を尊重しながらも、「同じ」であることをもっと大切にしていきたい、そんなことを今改めて思っています。参照

 

改めて生まれ変わってアジア全土にフォーカス。燃えてきました!!!

当たり前、当たり前じゃない?いえ、5年目で気づきました。商売があるかどうかわからない、むしろない欧米、文化も圧倒的に違う欧米への憧れを捨て去り、自分はなにを日本のためにやるべきで、どうやったらワクワクするのか。

 

これからがよりいっそう楽しみです

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